“心の師”へ捧げる追悼文集
2013年02月16日
追悼文集を手に亡き三木三千三さんを偲ぶ「あこうセルフの会」のみなさん
中学教諭だった三木さんは、昭和52年に全日本カウンセリング協議会が創設した1級カウンセラーに最初に認定された一人。6年後に「西はりまカウンセリング研究会」を設立した。那波小校長を退職後は不登校経験のある子らを受け入れる「生野学園」の開設(平成元年)に尽くし、副校長として子どもたちに寄り添った。赤穂市教委育成センターの「ふれあい親の会」でも約15年間にわたり、子育てに悩む保護者の心を支えた。
三木さんが亡くなった翌月に研究会は解散したが、会員らは「あこうセルフの会」として月例会(第2土曜日18時半)を継続。「一人ひとりの心に残っている教えを分かち合おう」と、三木さんと交流があった人たちに文集への寄稿を呼び掛けた。
「今も私の心の中で生きておいでです!」「先生との出会いが宝」など目次に並ぶタイトルに書き手の気持ちが表れる。言葉では言い尽くせない思いを詩や絵手紙に託した人も。故人の名前にちなんだ文集の題名は「道を照らし、ともに歩いてくれたことへの感謝」も込められている。
編集委員を務めた「あこうセルフの会」の浮田千代江代表(69)=塩屋=は「地位や名声などには一切とらわれず、自然体でみんなと心を通わせてくれた先生の姿がよみがえります。何度でも読み返したい一冊になりました」と話している。
追悼文集は中央公民館、塩屋公民館などで閲覧可。頒布の問合せは浮田さんTEL43・3562。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2013年2月16日(2027号) 4面 (6,881,923byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 社会 ]
市民病院の患者数減が深刻 診療単価増だけでは目標達成困難か [ 社会 ] 2023年12月24日議員協議会でも「定数1人減」が過半数 自民党パーティー券不正問題 山口氏「全く関与していない」 「現行定数多い」議員の半数回答 「30人が望ましい」の声も 吸引機能を一時喪失 点検で人為ミス 赤穂市民病院 子どもたちを交通事故から守りたい 「伊達直人」が呼び掛け 山陽道の通行止め解除「15日正午ごろ」 [ 社会 ] 2023年12月13日有年地区に「お試し暮らし住宅」長期滞在型 [ 社会 ] 2023年12月13日海浜公園活性化へ「うみの会議」アイデア出し合う [ 社会 ] 2023年12月12日赤穂港に初の自衛艦 一般公開に1000人超 [ 社会 ] 2023年12月11日山陽道の通行止め「15日ごろ解除」義士祭には間に合わず? [ 社会 ] 2023年12月08日「モンダいは飲酒運転、ミンなでヘルメット」 [ 社会 ] 2023年12月07日赤穂市消費者協会の3人 県自治賞など受賞【訂正あり】 [ 社会 ] 2023年12月06日《市民病院医療事故多発》被害患者が脳外科医を刑事告訴 赤穂青年会議所 12月末で解散 60年の歴史に幕 [ 社会 ] 2023年12月02日
コメントを書く