尾崎で建築物の高さなど規制へ
2013年05月21日
豆田正明市長へ地区計画の策定を要望した「尾崎のまちを考える会」=市秘書広報係提供
同地区では密集住宅の解消へ向けて平成13年度にスタートした市街地整備促進事業が進み、地区を横断する赤穂大橋線の拡幅も計画。近い将来、家屋建て替えや土地売買の活発化が予想される。
自治会長、各種団体の長などで構成する同会は昨年5月、家屋の建て替えや生活マナーに関する申し合わせを定めた「尾崎のまち・みんなのルール10か条」を策定。より実効力のある地区計画の必要性、内容について複数回の住民説明会を開いて意見集約し、今月11日の総会で市への提案を承認した。
「提案書」によると、対象区域の約25ヘクタールで建築物の高さを12メートル以下(軒は10メートル以下)に制限。ホテルや旅館、床面積が500平方メートル(低層戸建住宅地区については150平方メートル)を超える店舗などの新たな建築を認めない−とする。区域内に土地、建物を所有する約960人を対象に行った意向調査では、いずれの規制も8割以上が「案の通りでよい」と賛同したという。
「地区計画」は用途地域の規制を強化あるいは緩和して地区の実状に合った、きめ細かいまちづくりを行うもの。赤穂市では、地域住民から自治体に対して計画案の申し出ができる条例を制定していないため、今回の「提案書」は「任意の要望」(都市整備課)にとどまるという。今月の総会まで初代会長として提案作りに関わった萬代新一郎顧問(70)は「住民の声を取り入れ、住環境を守ってもらいたい」と希望。豆田市長は「地域主体の取り組みを支援し、希望を具現化していきたい」とし、今年度中の都市計画決定へ手続きを進める。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2013年5月25日(2039号) 1面 (9,376,959byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
海浜公園活性化へ「うみの会議」アイデア出し合う [ 社会 ] 2023年12月12日赤穂港に初の自衛艦 一般公開に1000人超 [ 社会 ] 2023年12月11日山陽道の通行止め「15日ごろ解除」義士祭には間に合わず? [ 社会 ] 2023年12月08日「モンダいは飲酒運転、ミンなでヘルメット」 [ 社会 ] 2023年12月07日赤穂市消費者協会の3人 県自治賞など受賞【訂正あり】 [ 社会 ] 2023年12月06日《市民病院医療事故多発》被害患者が脳外科医を刑事告訴 赤穂青年会議所 12月末で解散 60年の歴史に幕 [ 社会 ] 2023年12月02日12月1日に「はくほう会病院」を統合 赤穂中央病院 [ 社会 ] 2023年11月28日公共バス路線再編案 千鳥、大津など追加 有年・上郡線は休止へ 元市民病院脳外科医が科長と前院長、赤穂市を相手取り提訴 [ 社会 ] 2023年11月25日「日没後に大地震」松原町で防災避難訓練 [ 社会 ] 2023年11月12日海を隔てる柵撤去へ 県が赤穂海浜公園の再整備計画 [ 社会 ] 2023年11月11日治安に顕著な貢献 2署員に「赤穂の警察官賞」 [ 社会 ] 2023年11月10日150周年祝い母校にテント寄贈 [ 社会 ] 2023年10月31日第37代義士娘に小林優芽さん、前田留奈さん [ 社会 ] 2023年10月14日
コメント
難しい問題だと思いますが、住環境重視で規制しすぎると当然、魅力ある商的開発は遅れるという事をお忘れなく。
0 0
投稿:両刀の刃 2013年05月22日コメントを書く