鮮魚届けて65年、市内最年長の行商人
2013年06月22日
赤穂市内で現役最年長の鮮魚行商人、松下恒夫さん
毎朝5時に起き、軽トラックで中広の市場へ。水揚げされたばかりのメバル、カレイなどを仕入れる。8〜10カ所ある販売場所に着くたびに「オーシっ。オーシっ」。かつて5人いた坂越の魚売りに共通の掛け声だが、今では松下さんだけになった。
声を耳にした客がポツポツ寄り集まる。魚の目方を量るのは、今では珍しくなった鉤秤。荷台の上のまな板でうろこと内臓を手際よく取り除く。「昔はお客さんが多かってな。夕方までかかって売ったもんや」。
松下さんは20歳のころ、父・長一さんが営む「戎や」で鮮魚販売の仕事を手伝い始めた。辞めたいと思ったことはこれまで一度もなかったが、最近はトロ箱を積み降ろすたびに両ひざが痛み、「そろそろ潮時やろか」と妻の芽野利さん(83)に漏らすようになった。
常連客の多くは車を持たない高齢者。「松下さんが来てくれんようになったら、お魚食べられん」と嘆く。松下さんは「続けたいけれど体がエラい。6月いっぱいまでは何とか頑張る」と話している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2013年6月22日(2042号) 3面 (9,552,224byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
カボチャとメロンが合体!? [ 街ネタ ] 2011年08月05日お城通りに月一度の「満月バー」 「夢は旅客パイロット」17歳でライセンス [ 街ネタ ] 2011年07月16日地場産野菜の直売所が好評 [ 街ネタ ] 2011年07月13日珍しい水色のアマガエル [ 街ネタ ] 2011年07月02日戦前発行のローカル紙発見 [ 街ネタ ] 2011年06月25日早苗に映えた嫁入り道中 [ 街ネタ ] 2011年06月18日善意の傘でおもてなし [ 街ネタ ] 2011年06月18日手をかけるほど公園に愛着 コウノトリの「幸ちゃん」また来穂 [ 街ネタ ] 2011年06月02日鈴なりのミカンの花、豊作の予感 [ 街ネタ ] 2011年05月24日義士キャラ制作の2人が対面 [ 街ネタ ] 2011年04月26日アルパカ、GWまで期間延長 [ 街ネタ ] 2011年04月11日大師堂の移転先にポケットパーク整備 つぶらな瞳のアルパカが来穂 [ 街ネタ ] 2011年03月26日
コメント
俺が子供の頃にはリヤカーで野菜を売ってる爺さんがおったなぁ
懐かしい思い出ですわ。
0 0
投稿:モー 2013年06月22日コメントを書く