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夜のスイッチ
2013年09月21日
『夜のスイッチ』 ○文/レイ・ブラッドベリ ○絵/マデリン・ゲキエア ○訳/北山克彦 ○晶文社
夜の嫌いな男の子は、夜になると早々とベッドにもぐり込みます。しかし、次から次へと夜の闇が忍びよります。
ある夜、お父さんがいないので、家中の明かりを全部つけました。しかし、夜の闇の怖さは消えませんでした。そのとき、1人の黒い服を着た少女がどこからかあらわれ、少年に夜のスイッチを入れることを教えます。
少年がおそるおそるスイッチを入れると、コオロギやカエルの鳴く声が聞えたり、星が一段と輝きだしたりします。2人は楽しいひと時を過し、次第に夜の闇のこわさが消えていきました。
読み終わって考えてみたとき、子どものころ、夜の闇になんだか恐怖感をいだき、早く朝になってくれないかと願ったことを思い出しました。そんな時、朝にかける思いは今日では考えられないほど大きなものでした。
一度、子ども時代にタイムスリップして、この絵本を手にとり「夜」とは何なのだろうと考えてみたいものです。
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『夜のスイッチ』○文/レイ・ブラッドベリ○絵/マデリン・ゲキエア○訳/北山克彦○晶文社
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掲載紙面(PDF):
2013年9月21日(2054号) 3面 (9,485,998byte)
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