- トップページ>
- 絵本で世界を旅しよう>
- 記事詳細
絵本大国の絵本
2010年05月29日
『ちいさな よるの おんがくかい』 ○絵/ヨゼフ・パレチェク ○文/リブシェ・パレチコヴァー ○訳/木村有子 ○アットアームズ
「ちいさなよるのおんがくかい」は「ネコにごちゅうい!」から始まり、14番目の「おやすみなさいのおはなし」で終わるまで楽しい話が続きます。
一つ一つのお話がメルヘンチックな絵で楽しさを増してくれます。短編をこのように綴った絵本に出会ったのは初めてで、思いのほか、ぐんぐんと引き込まれていきました。
読み終わったとき、それぞれの物語からチェコの人々の暮らしが読み取れて、さらに深く物語を膨らませることが出来ました。
20世紀のチェコの歩みは必ずしも楽しいことばかりではなかったはずです。それにもかかわらず、これだけ感性豊かな物語を生みだすパワーや秘密がどこに隠れているのでしょうか。
今、私は、チェコを旅したい気持ちでいっぱいです。
* * *
『ちいさな よるの おんがくかい』○絵/ヨゼフ・パレチェク○文/リブシェ・パレチコヴァー○訳/木村有子○アットアームズ
* * *
▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。平成15年7月に有年原の自宅に国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」を開設。「絵本は人生を豊かにしてくれる」と自費で集めた約2000冊を無料で貸し出している。第2・第4土曜日に開館。Tel49・2089。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2010年5月29日(1897号) 4面 (12,125,101byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 絵本で世界を旅しよう ]
かぜのでんわ 2021年03月11日
ソフィー・スコットの南極日記 2020年12月05日
中国のシンデレラ 2020年11月21日
アイヌ文化に思うこと 2020年11月14日
「本と図書館の歴史」に学ぶ 2020年10月31日
アメリカの神話 2020年05月02日
つぼつくりのデイヴ 2020年03月20日
おじいちゃんの思い 2020年03月07日
たいせつな友だち 2020年02月22日
タンザニアのおはなし 2020年02月08日
恐竜への思い 2020年01月25日
あおくんときいろちゃん 2020年01月18日
チーズとねずみ 2020年01月01日
幻の絵本 2019年11月30日
文字のない絵本 2019年11月23日
コメントを書く