日生町漁協でも「反対」相次ぐ
2013年12月11日
福浦と鷏和で計画が進められようとしている産廃最終処分場について、事業者の「兵庫奥栄建設」は10日、計画地沖で漁業権を持つ日生町漁協(淵本重廣組合長、155人)を対象に説明会を開いた。出席した組合員からは計画への不安や批判が相次いだ。
同社は県条例で義務付けられた日生町漁協への説明を「赤穂市漁協を通じて行う」としていたが、再三にわたる県の指導を受け、今月5日に周知計画書を変更。事業計画を最初に広告してから2カ月遅れで説明に応じた。
同漁協によると、説明会は漁協事務所の多目的ホールであり、理事19人が参加。岡山県、備前市の職員約10人がオブザーバーとして同席した。計画の安全性を強調する同社の説明に対し、理事からは「なぜこれまで日生町漁協に説明がなかったのか」「風評被害でカキや魚が売れなくなる」などと批判的な質問や意見が続いたという。
天倉辰己専務理事は赤穂民報の取材に、「事業者の回答は玉虫色なものばかりで、納得できた点は一つもなかった」と淡々。組合の総意をまとめる来年1月の臨時総会にも出席するように事業者へ申し入れているといい、「組合員は事業者に対し強い不信感を持っている。全組合員への説明と謝罪を求めたい」と話していた。
掲載紙面(PDF):
2013年12月14日(2066号) 1面 (10,978,162byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
同社は県条例で義務付けられた日生町漁協への説明を「赤穂市漁協を通じて行う」としていたが、再三にわたる県の指導を受け、今月5日に周知計画書を変更。事業計画を最初に広告してから2カ月遅れで説明に応じた。
同漁協によると、説明会は漁協事務所の多目的ホールであり、理事19人が参加。岡山県、備前市の職員約10人がオブザーバーとして同席した。計画の安全性を強調する同社の説明に対し、理事からは「なぜこれまで日生町漁協に説明がなかったのか」「風評被害でカキや魚が売れなくなる」などと批判的な質問や意見が続いたという。
天倉辰己専務理事は赤穂民報の取材に、「事業者の回答は玉虫色なものばかりで、納得できた点は一つもなかった」と淡々。組合の総意をまとめる来年1月の臨時総会にも出席するように事業者へ申し入れているといい、「組合員は事業者に対し強い不信感を持っている。全組合員への説明と謝罪を求めたい」と話していた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2013年12月14日(2066号) 1面 (10,978,162byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 社会 ]
弁護士が語る「産廃の危険性と市民運動」 インフル学級閉鎖 昨年度上回るペース 赤穂市と赤穂高校が連携協定 [ 社会 ] 2018年01月31日有年地域の給水拠点「播磨台配水池」竣工 [ 社会 ] 2018年01月30日署員ら術科始め式で気合い [ 社会 ] 2018年01月29日職人から教わる庭木の手入れ [ 社会 ] 2018年01月29日《御崎メガソーラー問題》2月初旬に工程表 [ 社会 ] 2018年01月27日文化財防火デーに消防訓練 [ 社会 ] 2018年01月26日「助け合いの大切さ伝えたい」高校生が事例発表 [ 社会 ] 2018年01月20日「社協だより」広報紙コンで優良賞 [ 社会 ] 2018年01月19日インフルエンザで学級閉鎖 今年度初 「お試し暮らし」体験して2組移住 [ 社会 ] 2018年01月13日《福浦産廃》4年越しに回答書「焼却灰に限定」 [ 社会 ] 2018年01月13日県下市議会で唯一「君が代」斉唱 [ 社会 ] 2018年01月11日「人から応援される存在に」新成人が抱負 [ 社会 ] 2018年01月07日
コメントを書く