地獄絵に教えられる因果応報
2014年04月27日
高野・誓教寺で2年ぶりに公開された仏教画「三界六道図絵」
江戸時代中期〜後期のものとみられ、保存状態が良く色彩も鮮やかなまま現存。鬼から火あぶりなど様々な責め苦を受ける罪人たちの姿がおどろおどろしく描かれている。霜尾孝紹住職(71)によると、八大地獄が一幅ずつに分けて描かれたのは珍しいという。
法要では、軸装された仏教画を本堂に掲げ、霜尾住職が一幅ずつ解説した。現世で働いた悪事によって罪の重さが8段階に分かれ、地獄での罰は短くても500年は続くという話や、心で思っただけでも罪を犯したのと同じことになる、といった説話を拝観者は興味深そうに聞き入っていた。
地獄を題材にした教育絵本などで興味を持ち、初めて拝観したという新田のパート従業員、南有里子さん(45)は「悪いことをすると自分に返ってくる、というのは子どもの教育にも適しているのかも」と見入っていた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2014年5月3日(2086号) 4面 (8,455,327byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
発掘成果一堂に 弥生人の骨も初公開 [ 文化・歴史 ] 2019年07月13日山鹿素行のお話(1)赤穂城本丸手前の素行先生銅像 [ 文化・歴史 ] 2019年07月06日日本画の山本美佐子さん 西宮市展で最高賞 [ 文化・歴史 ] 2019年07月05日自然の風合い素朴な美 竹細工展 [ 文化・歴史 ] 2019年07月02日日本遺産認定を祝う横断幕 [ 文化・歴史 ] 2019年06月30日ゆかりの篠笛で奏でる有年の情景 早乙女が豊作願い「お田植祭」 [ 文化・歴史 ] 2019年06月16日地元在住・出身者 声楽とピアノ定演 ル・ポン国際音楽祭 9月28日から6公演 日本遺産から「まちの誇り」へ [ 文化・歴史 ] 2019年06月10日国展写真部で初の奨励賞 [ 文化・歴史 ] 2019年06月08日文化講座「歴史研究の謎を探る」 趣味の写真 92歳で初の作品展 [ 文化・歴史 ] 2019年06月07日「赤穂の春夏」テーマに写真展 [ 文化・歴史 ] 2019年05月26日24日から赤穂美術協会展 [ 文化・歴史 ] 2019年05月21日
コメントを書く