大石神社薪能、1日から前売り開始
2014年06月28日
能楽「小鍛治 白頭」の一場面
平成17年に始まった同神社の薪能は第3回から隔年開催。前回は能楽史上初めて忠臣蔵を題材にした新作能「大石」を初上演し、600年間続く能楽史に新たな足跡を刻んだ。
「小鍛冶 白頭」は、刀匠として名高い三条宗近が稲荷明神の助力を得て名剣「小狐丸」を打ち上げる物語。素早い展開で変化に富んだ人気曲で初心者も楽しめる。明神に金剛流シテ方の今井清隆師(71)、宗近に福王流ワキ方の江崎金治郎師(70)。ワキツレを赤穂在住の能楽師、松本義昭さん(66)=西有年=が務める。「二人袴」では、一着しかない袴を父子が交替で身に付けて人前に出る様子を茂山千五郎師が滑稽に演じる。
金剛流は華麗で優美な舞を持ち味とすることから「舞金剛」と呼ばれ、今井家は京都で家元を補佐する職分家の中で最古の歴史を誇る。茂山千五郎家も江戸時代以来、京の地で続く名門。古都に伝わる古典芸能の正統な魅力を味わえる舞台になりそうだ。
拝殿前の特設舞台で午後6時開演(雨天時は赤穂ロイヤルホテル)。観能拝観券は指定席A席4000円(当日4500円)、自由席B席3000円(同3500円)。同神社(TEL42・2054)と赤穂民報(TEL43・1886)で販売する。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2014年6月28日(2093号) 1面 (12,185,975byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
木の実や間伐材でクラフト展 [ 文化・歴史 ] 2018年10月03日「忠臣蔵の啓蒙と復興」テーマに月例勉強会 [ 文化・歴史 ] 2018年10月03日「失われた聖都」ペトラ遺跡の写真展 [ 文化・歴史 ] 2018年10月02日坂越でトレック&清掃ウォーク 川柳赤穂吟社 21日に創立記念大会 義士祭奉賛学童書道展の作品募集 6地区の獅子舞競演に1200人 [ 文化・歴史 ] 2018年09月25日高校生が特大銅鐸復元にチャレンジ [ 文化・歴史 ] 2018年09月22日自筆の花押入り 山鹿素行の書状 [ 文化・歴史 ] 2018年09月22日山鹿素行の思想テーマに講演会 獅子舞6団体出演 24日に伝統文化祭 「坂越の嫁入り」神戸の企業が事業化 7部門66点入賞 16日まで市美術展 [ 文化・歴史 ] 2018年09月12日福浦で一日イベント「ジーンズ日和」 [ イベント ] 2018年09月12日「武道に興味もって」異種混合で交流祭
コメントを書く