- トップページ>
- 絵本で世界を旅しよう>
- 記事詳細
木の音をきく
2014年08月30日
『木の音をきく』 ○文/リーッタ・ヤロネン ○絵/クリスティーナ・ロウヒ ○訳/稲垣美晴 ○猫の言葉社
父親が亡くなり、遠くの町へ引っ越すことになった少女の物語です。木に耳を当てていると、父親との思い出が次から次へとよみがえってきます。心情がモノローグ(一人語り)でつづられ、少女の孤独感がひしひしと伝わります。
私も、似たような体験を何度もしたので、少女の気持ちがいくらか理解されます。読み終えたとき、「フーッ」と大息をつきました。
人生には、いつ何が起こるかわかりません。この苦しく悲しい体験を乗り越えるには、自問するなかから答えを見つけるしかないのです。
* * *
『木の音をきく』○文/リーッタ・ヤロネン○絵/クリスティーナ・ロウヒ○訳/稲垣美晴○猫の言葉社
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2014年8月30日(2101号) 1面 (11,078,016byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 絵本で世界を旅しよう ]
エリック・カールの絵本 2017年07月01日少年と将棋 2017年06月17日孫の願い 2017年06月03日ひとりぼっちのテンボ 2017年05月27日かあさーーーん! 2017年05月13日真の「勇気」とは 2017年04月08日はじまりの日 2017年04月01日ガンダーラの少女のはなし 2017年03月11日アンデスの少年 2017年03月04日ドミニカの絵本 2017年02月25日海をわたったアンメイ 2017年02月11日新しい韓国の絵本 2017年02月04日ひよこのかずはかぞえるな 2017年01月28日大自然のなかで 2017年01月01日ふるびたくま 2016年12月23日
コメントを書く