- トップページ>
- 絵本で世界を旅しよう>
- 記事詳細
木の音をきく
2014年08月30日
『木の音をきく』 ○文/リーッタ・ヤロネン ○絵/クリスティーナ・ロウヒ ○訳/稲垣美晴 ○猫の言葉社
父親が亡くなり、遠くの町へ引っ越すことになった少女の物語です。木に耳を当てていると、父親との思い出が次から次へとよみがえってきます。心情がモノローグ(一人語り)でつづられ、少女の孤独感がひしひしと伝わります。
私も、似たような体験を何度もしたので、少女の気持ちがいくらか理解されます。読み終えたとき、「フーッ」と大息をつきました。
人生には、いつ何が起こるかわかりません。この苦しく悲しい体験を乗り越えるには、自問するなかから答えを見つけるしかないのです。
* * *
『木の音をきく』○文/リーッタ・ヤロネン○絵/クリスティーナ・ロウヒ○訳/稲垣美晴○猫の言葉社
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2014年8月30日(2101号) 1面 (11,078,016byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 絵本で世界を旅しよう ]
夜の闇 2019年11月09日
君は、ほんとうは いい子なんだよ。 2019年10月12日
二冊の地図の絵本 2019年10月05日
不思議な小石 2019年09月07日
遊ぶ場所がほしいんです 2019年07月27日
アリとリスとゾウの物語 2019年07月20日
マンゴーが落ちた 2019年07月06日
おじいちゃんの手 2019年06月08日
むらさきふうせん 2019年05月25日
癒やされた絵本 2019年02月23日
モンゴルのおはなし 2019年02月16日
おじいさんのひげ 2019年01月12日
ベトナムのかみしばい 2019年01月01日
犬になった王子 2018年11月17日
ロバのロバちゃん 2018年10月20日
コメントを書く