平成16年水害から10年、語り継ぐ教訓
2014年09月12日
10年前の水害を体験談と写真で児童に伝えた講演会
赤穂市のまとめによると、10年前の9月29日から30日にかけて台風21号が赤穂市に接近。最大時間雨量36・5ミリ、総降水量225ミリを記録し、有年と周世の計350戸の民家で床上・床下浸水が発生。うち9戸が全壊した。
オープンスクールには、自宅が被災した東有年の沖知道さん(73)=東有年自治会長=が講師として来校。自身や地元住民が撮った当時の写真をスライドで映しつつ、床上40センチに達した泥水がテレビ台や畳を押し流した経験を生々しく語り、「自分の命は自分で守らなければいけないと十分に承知してほしい」と訴えた。
スライドで使った写真は会場にも展示。児童たちは、地区で最も水かさが深かったと思われる地点と同じ高さ158センチを示すテープと自分の身長と比べて水害の脅威に思いを巡らせた。
水害があった月に生まれた4年生の陰山礼さん(9)は「写真の有年はいつもの様子と違っていて怖かった」と話し、6年生の山手啓太朗君(12)は「食料を備えたり、家族と避難場所を決めたり対策しておきたいです」と防災意識を高めていた。
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掲載紙面(PDF):
2014年9月20日(2104号) 1面 (9,105,200byte)
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今もまだ、大雨が降ると胸がざわざわします。
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投稿:忘れません 2014年09月17日コメントを書く