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市長選、7日間の舌戦がスタート

 2015年01月11日 
赤穂市長選へ立候補した=左から届け出順に=矢野英樹候補、牟礼正稔候補、明石元秀候補
 任期満了に伴う赤穂市長選は11日告示。無所属新人の3人が出馬し、7日間の舌戦がスタートした。4年前は無投票で、選挙戦は8年ぶり。また、3人の候補者が立ったのは42年ぶりで激戦が予想される。
 同日午前8時半までに立候補を届け出たのは届け出順に、▽矢野英樹(やの・ひでき)候補(44)=元防水工事会社経営、加里屋中洲▽牟礼正稔(むれい・まさとし)候補(60)=元兵庫県職員、坂越▽明石元秀(あかし・もとひで)候補(64)=元赤穂市副市長、加里屋。
 * * *
 矢野候補は加里屋中洲の選挙事務所前で出陣式。寺田眞康・後援会長(45)があいさつした後、集まった支援者らを前に「市民のためにこれからの人生を使う決意でこの場に立っている」と覚悟を示し、「少子高齢化に伴う人口減少の現状を打破するため先頭に立って働きたい」と言葉に力を込めた。「日本中が暗い時代になっていくと言われるが、『ふるさと赤穂を同じようにしてはいけない』との一念」と立候補の動機を語り、「おじいちゃん、おばあちゃんが豊かな老後を送り、子どもたちが住み続けたいと思えるふるさとのために、しっかり頑張りたい」と声を大にした。陣太鼓を打ち鳴らすパフォーマンスで締めくくり、選挙カーに乗り込んだ。
 矢野候補は「生まれ育った大好きな赤穂のために率先して行動する」と昨年5月に市長候補に名乗りを上げた。「まち全体を『株式会社赤穂市』と考え、経済効果を生み出すように税金を活用し、市財政を黒字化できる仕組みをつくる」「赤穂市専属のセールスマンとして全国に赤穂の魅力を発信する」といった市政方針を掲げている。
 * * *
 牟礼候補は加里屋の「いきつぎ広場」で「今年を『少子化対策元年』と位置づけ、子育て支援、福祉の充実、教育改革に全力で取り組む」と第一声。アフタースクールの定員増、学校補助員の採用などのほか、「特に実現したい公約」として学校給食費の無料化を掲げた。「企業誘致はもちろん、市内企業の事業拡大を支援していく。市民病院と中央病院、地域の医療機関が連携して医療サービスを行う体制を整える」と雇用、医療の施策にも触れ、「元気あふれるまち・赤穂の実現のため、私を働かせてください」と支持を訴え、全員で「がんばろう!」と気勢を上げた。山口壮衆院議員が駆け付け、応援演説に立った。
 牟礼候補は「残された人生を赤穂のために命を懸ける」と約36年間務めた兵庫県職員を退職して昨年8月に出馬会見。「弱者や困っている人に光を当て、公共の福祉を追求するのが行政の役割」と理念を語る。「国、県とのパイプを活用した市政運営」によって高取峠トンネルの早期実現、道の駅整備などに意欲を見せる。
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 明石候補の出陣式は加里屋中洲の選挙事務所前で行われた。「市民の生の声を聴くうち、自分がやらなければならないと強く思った」と決意表明。市職員、副市長としての経歴を踏まえ、「41年に余る行政経験を後ろ盾に、これまでよりも一歩も二歩も踏み込んだ市政を進める」と抱負を述べた。にぎわいづくり、広域連携などを課題に挙げ、「一つ一つの課題に着実に取り組む。赤穂市の運営を私に任せてほしい」とアピール。「政策の面では他候補に負けない。もっときめの細かい、地に足の付いた施策を展開する」と宣言し、支持者ら一人一人と握手して街宣活動へ出発した。連合など推薦団体の長が応援の弁士を務めた。
 明石候補は「経験と実績を生かして、市民に恩返ししたい」と昨年9月に副市長を辞職して立候補を表明した。「赤穂市行政の現場を熟知しているのが自分の強み。一つ一つの施策に対する認識の深さが違う」と主張。「効率的でスピード感のある行政、バランスのとれたまちづくり」を目指している。
 * * *
 投票は1月18日(日)午前7時から午後8時まで市内22カ所の投票所で行われ、午後9時から市民会館で即日開票する。1月10日現在の有権者数は4万773人(男1万9378人、女2万1395人)。
 期日前投票は次の各会場で行われ、居住地に関係なく、どこでも投票できる。
 ▽12日(月・祝)〜17日(土)=市役所2階(午前8時30分〜午後8時)
 ▽13日(火)=有年公民館(午前10時〜午後6時)
 ▽14日(水)=坂越公民館(同)
 ▽15日(木)=尾崎公民館(同)
 ▽16日(金)=塩屋公民館(同)

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[ 社会 ]


コメント

特定候補者の選挙後を想像するって、落選を想定した話だろうけど、それって問題無いん?

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投稿:どうなん? 2015年01月13日

企業誘致などの地域活性化についても、各候補者お考えがあるようですよ。
赤穂民報さんの記事に載っていました。
http://www.ako-minpo.jp/news/9564.html

0  0

投稿:よそもの 2015年01月13日

給食無料化。皆さんおっしゃってるけど結構ですなぁ。
市民税アップするのかい。
鮭じゃあるまいしそこで育ったらそこに帰るのかなぁ。
帰る場所があればいいが赤穂は働く場が無いんじゃみんな外にいくわぁ。
企業誘致してそのに人が集まれればお金も落ちるし人も増える。
こういった考えの人おらんのかいなぁ。

0  0

投稿:たのんまっせ。 2015年01月13日

会社経営を投げ打った方だけではなく、すべての方にどれほどの志があるのかを知りたいと思う。
例えば落選した場合、今度は市会議員選挙に出るのかとか、県会議員に挑戦するのかとか。
そこまでのビジョンがあって初めて応援しようという気になる。

0  0

投稿:鬼平 2015年01月13日

私も小さいながら会社の社長をしておりますが、一旦引いたらなかなか戻れ無いと思いますよ。手続きから何から相当の労力とお金と、何より格好悪過ぎでしょう。

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投稿:石田三成 2015年01月12日

わしなら社長に戻る、てかそれでえんじゃねん?

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投稿:石川五右衛門 2015年01月12日

失礼しました。退路を断つ、というのは戻る所は無い、という事でしょう。少なくとも、私の感覚としては。

0  0

投稿:片岡源五右衛門 2015年01月12日

いやいや、それは無いと思いますよ。退路を断つ、というのは後戻り無しという事です。少なくとも、私の中ではそういうこ

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投稿:片岡源五右衛門 2015年01月12日

会社経営をなげうって、出馬した候補は、落選したらまた経営者に復帰するんですかね?退路を絶って、とかいうてはりますけど。ずっと政治活動されるいうことですよね。えらいもんやわ。従業員もかなわんわな

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投稿:木下藤吉郎 2015年01月12日

各々方さんの言う通り。全てを投げ打ってでも、命懸けでやる気があるのかどうか、まずはその志があるのかどうかが大事だと思います。

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投稿:上杉謙信 2015年01月12日

いや、当選後の働きだよ。

0  0

投稿:吉良り 2015年01月12日

サラリー市長であるかないか・・・・
結果よりも、立候補者のそのこころざしのみ。

0  0

投稿:各々方、有権者をナメタラあかんぜよ! 2015年01月12日

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