三つどもえ市長選、混戦のまま最終盤
2015年01月17日
左から届け出順に各候補者の選挙ポスター
立候補者は届け出順に、▽矢野英樹氏(44)=元防水工事会社経営、加里屋中洲▽牟礼正稔氏(60)=元兵庫県職員、坂越▽明石元秀氏(64)=元赤穂市副市長、加里屋。3氏とも告示日以降、選挙カーで市内を巡回して名前を売り込み、街頭と個人演説会で理念や政策の浸透に努めてきた。
矢野氏は「20年先を見据えた市政運営」を理念に掲げ、長期的な市政ビジョンの重要性を説く。地元企業・商店の活性化、情報通信産業の誘致などによる雇用機会の創出、新規定住者への住宅新築費補助などを施策に盛り込む。「赤穂市専属の宣伝マンとして思いっきり動く」と行動力、発想力を強調。商工業者や同世代を中心に支援の輪がある。
牟礼氏は「今年を『少子化対策・元年』と位置づける」と宣言。アフタースクールの定員増、学校補助員の採用のほか学校給食費無料化を公約に掲げる。県職員として36年間にわたる行政経験と「国、県とのパイプ」をアピール。道の駅整備、高取峠トンネル化の早期実現に意欲を見せる。地元選出の衆院議員が応援に入り、支持拡大に努めている。
明石氏は「市行政の現場を熟知しているのが自分の強み」と市職員と副市長としての41年余りの実績を前面に押し出す。子育て支援、市民病院二期構想の推進、にぎわいづくり、高齢者・障害者支援などを重点に挙げ、「バランスのとれた市政運営にスピード感をもって取り組む」と自信。連合の推薦を得るなど組織力も活かした集票を図っている。
10日時点の有権者数は4万773人。市役所2階で行われている期日前投票は17日(土)午前8時半〜午後8時で終了。18日の投票は午前7時〜午後8時に市内22カ所で行われる。即日開票され、大勢判明は同10時半ごろになる見通し。市選管は市庁舎東側市民広場、市ホームページで午後9時40分から20分ごとに開票状況を掲出。赤穂民報もウェブサイトで開票速報する。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2015年1月17日(2119号) 1面 (11,678,192byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 社会 ]
市民病院の患者数減が深刻 診療単価増だけでは目標達成困難か [ 社会 ] 2023年12月24日議員協議会でも「定数1人減」が過半数 自民党パーティー券不正問題 山口氏「全く関与していない」 「現行定数多い」議員の半数回答 「30人が望ましい」の声も 吸引機能を一時喪失 点検で人為ミス 赤穂市民病院 子どもたちを交通事故から守りたい 「伊達直人」が呼び掛け 山陽道の通行止め解除「15日正午ごろ」 [ 社会 ] 2023年12月13日有年地区に「お試し暮らし住宅」長期滞在型 [ 社会 ] 2023年12月13日海浜公園活性化へ「うみの会議」アイデア出し合う [ 社会 ] 2023年12月12日赤穂港に初の自衛艦 一般公開に1000人超 [ 社会 ] 2023年12月11日山陽道の通行止め「15日ごろ解除」義士祭には間に合わず? [ 社会 ] 2023年12月08日「モンダいは飲酒運転、ミンなでヘルメット」 [ 社会 ] 2023年12月07日赤穂市消費者協会の3人 県自治賞など受賞【訂正あり】 [ 社会 ] 2023年12月06日《市民病院医療事故多発》被害患者が脳外科医を刑事告訴 赤穂青年会議所 12月末で解散 60年の歴史に幕 [ 社会 ] 2023年12月02日