産廃阻止へ「都市宣言」構想
2015年06月20日
赤穂市内の産廃処分場計画を阻止する運動につなげようと、赤穂市議会(家入時治議長)は18日、「産業廃棄物処理に関する都市宣言」の発表へ向けて具体的な協議に入る方針を決定した。
同日開かれた会派代表者会で協議。6つの全会派が都市宣言発表へ前向きな考えを示した。宣言の文案や発表までの手順については関係団体、行政当局と相談しながら進めていくことで一致した。
市議会は先月中旬、民生生活常任委員会(田端智孝委員長)のメンバーが埼玉県秩父市を視察した。同市では過去に産廃処分場(管理型)で酸欠により作業員3人が死亡。別の処分場(安定型)では許可よりも高く廃棄物を埋め立てた事業者が改善に従わないまま倒産した。別の事業者から新たな処分場の建設計画が持ち上がる中、平成23年に「産廃処分場建設反対都市宣言」を議会で可決。2年後に事業者が計画廃止を届け出た。
視察を終え、同委員会は「処分場で課題が発生すると取り返しのつかないことになると痛感した。産廃阻止の取り組みの参考として生かしたい」などと所感。家入議長は「宣言には法的な強制力はないが、事実上の抑止につながる。具体化に向けて市民の会、市当局と話し合っていきたい」と話している。
掲載紙面(PDF):
2015年6月20日(2140号) 1面 (10,740,852byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
同日開かれた会派代表者会で協議。6つの全会派が都市宣言発表へ前向きな考えを示した。宣言の文案や発表までの手順については関係団体、行政当局と相談しながら進めていくことで一致した。
市議会は先月中旬、民生生活常任委員会(田端智孝委員長)のメンバーが埼玉県秩父市を視察した。同市では過去に産廃処分場(管理型)で酸欠により作業員3人が死亡。別の処分場(安定型)では許可よりも高く廃棄物を埋め立てた事業者が改善に従わないまま倒産した。別の事業者から新たな処分場の建設計画が持ち上がる中、平成23年に「産廃処分場建設反対都市宣言」を議会で可決。2年後に事業者が計画廃止を届け出た。
視察を終え、同委員会は「処分場で課題が発生すると取り返しのつかないことになると痛感した。産廃阻止の取り組みの参考として生かしたい」などと所感。家入議長は「宣言には法的な強制力はないが、事実上の抑止につながる。具体化に向けて市民の会、市当局と話し合っていきたい」と話している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2015年6月20日(2140号) 1面 (10,740,852byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 政治 ]
知事との意見交換会 海浜公園整備、JR利用促進など要望 [ 政治 ] 2022年03月13日課題山積の市民病院 市議会で質疑集中 [ 政治 ] 2022年03月12日7日と8日に代表質問 市民病院問題、産廃処分場対応など [ 政治 ] 2022年03月03日上郡町 産廃住民投票 参院選と同時実施へ [ 政治 ] 2022年03月01日「前例とらわれず」「スピード感」牟礼氏が施政方針 [ 政治 ] 2022年02月22日「食パン1枚分」削減目標 ごみ処理基本計画案 [ 政治 ] 2022年02月19日市が2022年度当初予算案を発表 [ 政治 ] 2022年02月17日都計審、環境審など委員を公募 牟礼正稔市長が赤穂民報の記事に抗議 市民病院特別委の設置方針 市議会が正式決定 [ 政治 ] 2022年02月14日関係者証言から見える経営検討委の裏側 「変更」から一転「存続」不可解な協議過程 地域公共交通を連携サポート 近畿運輸局と協定 子育て臨時給付金 赤穂市も所得制限撤廃 市民病院経営改善 議会が特別委設置へ
コメントを書く