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生け花で心の豊かさ育んで

 2015年09月16日 
真剣な表情で生け花を体験する児童たち
 日本の伝統文化を通して豊かな心を育もうと、生け花の体験教室が有年原の原小学校(入潮令子校長)でこのほどあり、3・4年生の児童17人が菊の盛り花に挑戦した。
 同校は今年度、兵庫県が進める「子ども伝統文化わくわく体験教室」の事業実施校に選定。相生市那波東本町の未生流(庵家)講師、伊勢佐代圃(さよほ)さん(65)が来校した。
 この日は白と黄の大菊、赤い小菊を題材に葉と茎を青、水を黒に見立てる「五色活け」を稽古した。「一歩下がって全体を見てください」「少し前へ傾けて生けるといいですね」などと講師の助言を受けながら茎の長さや剣山に挿す角度を慎重に調整し、出来上がりを友だち同士で見比べた。
 生け花は初めてという藤原咲(さき)さん(8)=3年=は「きれいに仕上げたい」と真剣なまなざしで花ばさみを扱った。伊勢さんは「子どもたちの“楽しい”という声が聞けたのが何よりです」と喜んでいた。
 教室は10月にも2回行い、複数の花を使った生け花も体験する予定という。
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掲載紙面(PDF):
2015年9月19日・第1部(2153号) 3面 (9,714,445byte)
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