国際芸術祭の広域連携事業に採択
2016年01月23日
「瀬戸内国際芸術祭2016」の広域連携事業採択を喜ぶ桃井ミュージアムの桃井香子代表らスタッフ
「美しい自然と人間が交錯し交響してきた瀬戸内の島々に活力を取り戻す」ことなどをテーマとする同芸術祭は今回で3回目。26の国・地域から過去最多233組のアーティストが参加し、香川県沖の12島をはじめとする14会場に春・夏・秋の3会期で作品を展示する。
広域連携事業は同芸術祭と同時期に瀬戸内地域で実施されるアートイベントで、連携により相乗効果が期待できるものを実行委員会が公募した。同ミュージアムは今年中に行う9つの企画展を「瀬戸内赤穂芸術祭2016in桃井ミュージアム」(赤穂民報社など後援)として申請。赤穂市も「瀬戸内地域の地域活性化と赤穂市のみならず周辺地域への波及効果は大きい」などとする市長名の推薦状で後押しし、兵庫県下で唯一採択された。
姫路生まれの日本画家「森崎伯霊展」(3月20日〜4月25日)を皮切りに、世界遺産の姫路城にも使われている瓦を紹介する「姫路瓦展」(7月16日〜8月14日)、「雲火焼と赤穂緞通展」(8月17日〜9月19日)など多彩な企画展をほぼ切れ目なく展開する。広域連携事業は公式のホームページとガイドブックにも掲載され、桃井香子代表(72)は「赤穂をはじめ西播磨の文化を広める機会にしたい」と期待する。
採択決定を受け、市内の観光業関係者の間では京阪神からの観光客向けに赤穂で宿泊してから同芸術祭の会場へ向かうチャーター船ツアーを企画する動きもあり、「東の玄関口としての立地を活かしたい」(宿泊施設)と意気込んでいる。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2016年1月23日(2170号) 1面 (6,710,350byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
景観形成重要建造物に「坂越まち並み館」 [ 文化・歴史 ] 2023年03月01日江戸期の赤穂塩業 塩田開発や経営の側面から考察 [ 文化・歴史 ] 2023年02月28日日本遺産写真展 最優秀賞に武村晴人さん「追憶」 [ 文化・歴史 ] 2023年02月28日素直な歌声にほっこりと 5日に児童合唱団の定演 赤穂緞通の図録冊子を自費出版 [ 文化・歴史 ] 2023年02月18日山鹿素行が築かせた石垣 赤穂城二之丸門 [ 文化・歴史 ] 2023年02月18日第38回赤穂民報習字紙上展の入賞者 広重から近現代まで「華」版画展 [ 文化・歴史 ] 2023年02月17日福浦の奥道一二美さん 趣味の水彩画展 [ 文化・歴史 ] 2023年02月15日「一部浪士の脱盟は広島藩の意向か」義士会講演会 [ 文化・歴史 ] 2023年02月12日播磨各地の城下町 発掘成果の特別展 [ 文化・歴史 ] 2023年02月10日日本遺産写真展 図書館で3日から [ 文化・歴史 ] 2023年02月02日赤穂の魅力再発見講座 有年山城のフィールドワークも 故西山松之助氏 生誕110年記念で特別展 [ 文化・歴史 ] 2023年01月25日塩竈神社など日本遺産文化財に説明板 [ 文化・歴史 ] 2023年01月22日
コメントを書く