ハマウツボ保護の誓い新た
2016年05月18日
全校児童が参加して行われたハマウツボ観察会
ハマウツボはカワラヨモギの根に寄生する一年草。兵庫県内の自生地は高雄と洲本市由良町の成ヶ島の2カ所しか確認されておらず、県絶滅危惧種Aランクに指定されている。
「地域の宝として守り育てよう」と平成16年に「高雄地区水辺づくり協議会」が発足。毎年開花時期に合わせて観察会を開いている。高雄小の6年生児童が環境学習の一環で種取り、種まきなど保護活動に取り組み、当初は十数本だった個体数は1616本(平成27年調べ)にまで増えた。
これまで観察会には6年生を中心に参加していたが、同校は今回初めて当日を登校日とし、全校児童が行事に参加。体育館で6年生がハマウツボの生態や保護活動の成果などを発表した後、河川敷に移動して実物を観察した。6年生の梅澤和生(まさなり)君(11)は「花の色がきれいで、大切に守りたいと思った」と話した。
この日は、ハマウツボの自生を最初に発見して保全活動を熱心にサポートし、今年亡くなった「ひょうご森のインストラクター」の堀田品子さんに黙祷を捧げて冥福を祈った。協議会の前田護会長(71)は「これからも、しっかり活動を継続していきたい」と誓った。
<前の記事 |
香りでも楽しめる「春めき桜」植樹 [ 社会 ] 2024年03月12日住居侵入の消防係長 停職6か月の懲戒処分 市民病院経営強化プラン 失敗した場合の責任「市長にある」 [ 社会 ] 2024年03月07日患者と家族の拠り所 月例の「がんサロン赤穂」 田中康湧プロが五段に 若手棋戦で優勝も [ 社会 ] 2024年02月29日下水道使用料 2009年度以来の値上げへ改定率協議 市民病院の経営形態「変更の可能性ある」副市長が言及 [ 社会 ] 2024年02月24日雄鷹台山に登山ルート看板 [ 社会 ] 2024年02月22日「産廃処分場建設反対」住民団体がアピール行進 [ 社会 ] 2024年02月21日大規模災害想定しボランティアセンター開設訓練 綿栽培通して「人間サイズのまちづくり」兵庫県から奨励賞 赤穂署管内の刑法犯「乗り物盗」が3割 救急出動 前年から12%増 2年連続過去最多 [ 社会 ] 2024年02月17日元市民病院脳外科医 転職先でも医療トラブル 透析治療せず患者死亡か [ 社会 ] 2024年02月10日断水続く石川県穴水町へ給水車を災害派遣 [ 社会 ] 2024年02月08日
コメントを書く