介護業界の課題と展望を考察
2016年09月04日
介護業界の課題と展望について開かれたセミナー
厚生労働省の予測では、介護人材は2020年で約20万人、その5年後には約38万人の不足が発生する見通し。一方、公的保険給付は削減される方向性が政府から打ち出されている。
この日は厚労省大臣官房審議官(医療保険担当)の谷内繁氏が「技能実習法を巡る動きについて」と題し、外国人介護人材の受け入れに関する今後の法改正の見通しを講演。介護コンサルタントの斉藤正行氏は「例えば、中重度に特化した事業を展開するのか、それとも軽度者を入口とした多角化を図るのか。中途半端だと生き残れない」と明確な戦略の必要性を説いた。フィリピン、ベトナムで介護人材育成に取り組むアジアケアユニオン代表理事の奥康佑氏は外国人を雇用する上での留意点を話した。
セミナーは、東有年で軽費老人ホームを運営する社会福祉法人青空福祉会が他の法人に呼び掛けて設立した「播磨の福祉を考える会」が主催した。同法人の田住将大・本部長代理は「今後もこうしたセミナーや研修を重ねて法人同士の連携を強化し、直面する課題に対応できる体制を整えたい」と話した。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2016年9月10日(2199号) 1面 (14,362,739byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 社会 ]
出水期前に防潮施設をチェック [ 社会 ] 2024年06月03日《市民病院医療事故多発》脳外科医2人を書類送検 業務上過失傷害容疑 病院は過失否定 詐欺未遂犯、建造物侵入犯など検挙 優良警察官を表彰 [ 社会 ] 2024年05月29日「理科好きの子ども増やそう」近畿大工学部と連携協定 赤穂小のPTA改革 任意加入を明確化 学級委員廃止も 手術支援ロボを導入 赤穂中央病院 [ 社会 ] 2024年05月25日「暴追の旗守り続ける」断つ会が会長改選 [ 社会 ] 2024年05月24日高取峠に忠臣蔵アート看板 赤穂高校美術部が制作 [ 社会 ] 2024年05月19日「知恵と工夫で千種川を世界に誇れる川に」 [ 社会 ] 2024年05月13日商議所青年部新会長に金礪慶氏 [ 社会 ] 2024年05月07日市自治功労者 塩屋の山田和子さんら5人 [ 社会 ] 2024年05月07日令和6年春の叙勲 赤穂市から2人受章 [ 社会 ] 2024年05月06日6年ぶり消防操法大会 優勝は第6分団 [ 社会 ] 2024年05月05日「消滅可能性自治体」全国744 赤穂市も瀬戸際 [ 社会 ] 2024年04月27日青木さやかさん「後押ししてくれる仲間を」新入社員にエール
コメントを書く