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《市議選2017》出馬表明21人に 少数激戦

 2017年02月11日 
赤穂市議選の立候補予定者(2月7日時点判明分)
 任期満了に伴い今春実施される赤穂市議選(3月26日告示、4月2日投開票)へ向け、立候補予定者の顔ぶれが出揃ってきた。定数18に対し、2月7日時点で21人が出馬を表明。現職と新人、元職が入り交じる少数激戦の様相となっている。
 市議選をめぐっては、現職18人のうち、今期限りで勇退する意向の重松英二氏、田端智孝氏、永安弘氏、藤本敏弘氏の4人を除く14人が再選を目指している。元職からは前回選挙で涙をのんだ2人が捲土重来を期し、新人はこれまでに5人が立候補の意思を固めた。
 前回市議選は定数を4上回る22人が立候補し、最下位当選者の得票数は948票。定数20を23人で争った前々回(平成21年)の887票からハードルが上がった。立候補者数が少なくなれば、当選ラインはさらに引き上がる可能性もあり、後援会の組織固めや支持者の掘り起こしに力を注ぐ各陣営の動きはさらに活発になりそうだ。
 立候補予定者説明会は2月24日(金)に行われる。
 * * *
 これまでに出馬を正式表明した新顔の立候補予定者は次のとおり。五十音順。

▽榊 悠太(さかき・ゆうた)氏(26)
 〔略歴〕赤穂精華園勤務を経て平成26年からNPO「ワーキングnetにしはりま」の職員として障害者福祉に関わるかたわら、昨春から兵庫県立大学大学院で学んでいる。趣味はテニス。
 〔政治理念〕若い世代を代表して市民の声を市政に届ける必要がある。ベテラン、中堅、若手がバランス良く組み合うことで議会がより活性化する。子育て・教育環境、雇用、福祉を重点目標に、若い世代にも魅力のある赤穂市になれば。市議には市政課題をわかりやすく伝え、市民の意見を市政に反映させることが求められる。

▽田渕 和彦(たぶち・かずひこ)氏(65)
 〔略歴〕昭和48年に検査技師として赤穂市民病院に採用。技士長兼医療技術部統括部長などを務め、再任用を含めて昨年3月まで勤務した。平成27年から西有年自治会長。趣味はサイクリング、バンド演奏。
 〔政治理念〕西有年の産廃最終処分場計画に反対する署名活動を行う中で、市政に市民の声を訴えていくことが必要と強く感じた。市政の根幹を揺るがす産廃処分場計画を阻止し、医療、道路整備、福祉などの課題に取り組まなければならない。施策をチェックし、不足があれば提案して補うことが市議の役割だ。

▽中村 謙作(なかむら・けんさく)氏(48)
 〔略歴〕信用金庫に15年間勤め、平成18年から耐火物製造メーカーの営業職。現在の勤務先は3月末に退職予定で、不退転の決意で市議選に臨む。御崎幼稚園PTA会長、元塩町自治会長、赤穂東中学校PTA副会長を歴任。趣味は城巡り、草抜きで「どちらも心が洗われる」と話す。
 〔政治理念〕自治会とPTAの活動を経験して、赤穂の未来を地域発でより良くしたいと思い決断した。地域活性化、子育て支援、福祉・医療などの面で赤穂をもっと住みやすくするため、市民の声を一つでも多く届けていく必要がある。

▽西川 浩司(にしかわ・ひろし)氏(53)
 〔略歴〕工務店勤務を経て平成27年から建築土木会社を自営。城西野球スポーツ少年団監督、赤穂軟式野球協会学童担当理事として青少年育成とスポーツ振興に取り組んできた。趣味はゴルフ。
 〔政治理念〕長年、少年野球を通じて青少年育成に関わってきた。その経験から、子どもたちが生まれてきてよかったと思える赤穂を残す責任を感じている。次代を担う子どもたちの「生きる力」を地域で育む環境をつくることが目標。空き家対策、防犯対策を進め、災害に強いまち、子どもや高齢者を見守る地域を目指している。

▽前田 尚志(まえだ・ひさし)氏(61)
 〔略歴〕赤穂市職員として議会事務局長、地域活性化推進担当部長を歴任し、昨春定年退職。市体育協会副会長、市陸上競技協会長を務めている。趣味はジョギング、山登り。
 〔政治理念〕38年間にわたる行政経験を活かし、赤穂市政の後押しに全力で役立ちたい。特に力を入れたいのは、交通弱者対策の充実、城南緑地運動施設の充実など。現在市内で計画のある産廃処分場に断固反対する。政治は「できるか、できないか」ではなく、「やるか、やらないか」。誠実に、粘り強く、言葉に責任を持って実行したい。
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掲載紙面(PDF):
2017年2月11日(2219号) 1面 (11,148,762byte)
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