神官子孫宅に「大避大明神」縁起書
2017年04月29日
江戸末期に作成されたとみられる「大避大明神御縁起書」
古文書は縦約36センチ、幅約88センチで、「そもそも大避大明神の由来をくわしく尋ね奉るに」との書き出し。秦河勝について、▽洪水で流れ着いた壺の中から見つかった赤ん坊が成長した▽摂津国難波浦から、うつぼ舟に乗り、播州坂越浦に漂着した▽荒尾明神と奉られた後に大避大明神となった−などと伝承を記している。
所蔵者の杉原弘さん(72)によると、かつて先祖は西有年の大避神社の宮司で、ほぼ同じ文面とみられる断簡とともに受け継がれてきたという。年紀は書かれていないが、おおよその作成年代について同会が専門家に鑑定を依頼したところ、紙質や字体から「江戸後期から末期」とみられる。
大避神社の縁起が書かれた文献は市内に複数あり、最も古いものでは天和2年(1682)の年紀がある「播州赤穂郡坂越浦大避大明神縁起」がある。宮崎会長は「これまでに確認されている縁起書と比較するなど詳しく研究したい」と話している。
<前の記事 |
関西フィル首席指揮者が直接指導 [ 文化・歴史 ] 2016年09月22日
行動美術協会の会員に推挙 [ 文化・歴史 ] 2016年09月17日
キャンバスの会17日から作品展 [ 文化・歴史 ] 2016年09月14日人形から戦争の恐ろしさ感じる 幸四郎さんら「忠臣蔵」成功祈願 [ 文化・歴史 ] 2016年09月10日
第25回赤穂民報習字紙上展の入賞者 東有年八幡神社の頭人行事 5年ぶり「初頭」 [ 文化・歴史 ] 2016年09月04日
郷土ゆかり「雲火焼と赤穂緞通」展 [ 文化・歴史 ] 2016年09月03日
全日本ジュニア音楽コンで審査員賞 [ 文化・歴史 ] 2016年09月03日
中広の三木芳子さん 押し花作品展 [ 文化・歴史 ] 2016年09月03日
有年考古館で「発掘された上水道」展 [ 文化・歴史 ] 2016年09月02日
川柳赤穂吟社4周年記念大会 10月23日 県合唱コン金賞 18年ぶり関西大会へ [ 文化・歴史 ] 2016年08月30日
「浅野家藩札」「塩屋荒神社屋台行事」市文化財に [ 文化・歴史 ] 2016年08月24日
寺院の山門描いた水彩画展 [ 文化・歴史 ] 2016年08月13日
コメントを書く