衆院選公示 兵庫12区は3候補争い
2017年10月10日
兵庫12区で立候補した=左から届け出順に=池畑浩太朗氏、山口壮氏、堀譲氏
立候補したのは届け出順に、▽新人の池畑浩太朗氏(43)=希望▽前職の山口壮氏(63)=自民▽新人の堀譲氏(67)=共産。
池畑氏は同日午前、加里屋中洲の選挙事務所前で第一声を上げた。中選挙区時代の旧兵庫4区で衆院議員を5期務めた大上司氏を祖父に持ち、「自分もこの地域でいつか選挙に出られたらと思っていた」と動機を語った。「国政は立法府。国防、憲法などしっかり議論しなければならない。県会議員を2期務めた経験を活かし、西播磨に還元したい」と抱負を述べ、「自民党が掲げることを単に批判するのではなく、しっかり代案を示す。それが『希望の党』だ」とアピールした。
山口氏は同日午前、加里屋中洲の選挙事務所前で出陣式。「この総選挙で政権交代は絶対にない。政治家として、どの候補者が一番役に立つかを選ぶ選挙」と今回の戦いを位置付けた上で、「一番問われるのは、時代をつくる構想力、実現力だ」と語った。党が公約に掲げる消費増税に関して、「ごく一部でもイノベーションに回して経済を強くする。格差を少なくする経済政策と合わせ、すべての人にチャンスが与えられる社会を実現する」と理解を求め、「リセットじゃなく、つくっていく政治が必要だ」と主張した。
堀氏は同日午後、赤穂市内で街頭演説を行った。「森友・加計学園の疑惑追及から逃れ、強権政治への批判を恐れた『自己保身解散』だ」と安倍首相を批判。「アベノミクスで格差と貧困が広がった」と経済政策にも矛先を向け、「税金の集め方、使い方、そして働き方を改革する必要がある」と訴えた。希望の党については、「選挙が終われば自民党と連携すると言っている。政治を変えることはできない」と切り捨て、「今こそ、ぶれない日本共産党の存在が重要」と支持を呼び掛けた。
投票は10月22日(日)に行われる。
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掲載紙面(PDF):
2017年10月14日(2249号) 1面 (13,725,790byte)
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