【読者の声】熱中症予防に部活動の「中止基準」を
2018年07月23日
中学生の子どもを持つ母親です。最近の異常な暑さの中、部活動で熱中症にならないか心配です。
学校に対応を尋ねましたら、「部活動を行うかどうかは顧問が判断する」と言われました。気温や暑さ指数などがよほど高い場合は部活動を中止するよう基準を設けることはできないのでしょうか。また、うちの子が通っている学校は水筒の中身はお茶限定なのですが、これだけ暑いのですから、スポーツドリンクを認めてくれてもよいのではないかと思います。他の学校はどのように対応しているのでしょうか。(一保護者)
* * *
市教委に取材したところ、「暑さにより部活動を中止するかどうかの判断は各学校が決めること。市教委で一律の基準は設けていない」(指導課)とのことだった。
そこで各学校に聞き取りしたところ、「暑さ指数が31になったら警戒を呼び掛け、35になった時点で部活動を中止して下校するように基準を設けた」「午前10時半から午後3時までは体を動かす部活動は原則禁止とした」という学校もあれば、「顧問が状況を見て判断している」として具体的な基準を設けていないところもあった。
水筒の中身については、「お茶のみで、運動会・体育祭の練習がある日、土日と夏休み中の部活動はスポーツドリンクも可」とする原則があった中、猛暑が際立った今月中旬以降、「熱中症対策のため特別にスポーツドリンクも許可した」という学校が小学校と中学校で半数近くに上った。一方、「スポーツドリンクは飲み過ぎてしまう」「ジュースとの線引きが難しい」などの理由で許可しなかった学校も。それらの学校は「学校側で経口補水液や塩あめなどを用意して必要に応じて与えている」との回答だった。
その他の熱中症予防策として、▽休憩時間だけでなく授業中の給水も許可▽水筒が空になった児童に補充するお茶を学校で用意▽一部の授業場所をクーラーのある図書室やコンピューター室に振り替えた▽部活動中、15分ごとに給水、30分ごとに長めの休憩を取るように取り決めた▽運動場に日陰を作るためのテント、体育館や武道場にありったけの扇風機を設置▽部活動中に長めの休息を取るときの場所としてクーラーのある会議室を開放―などがあった。
* * *
赤穂民報より
独立行政法人日本スポーツ振興センターのまとめでは、平成28年の1年間に全国の学校(幼稚園・保育所から高校まで)で発生した熱中症は4713件。7月から9月までの3カ月間で7割を占めています。そして、中学と高校では7割以上が部活動で起きています。
平成2年度から24年度までの23年間に学校管理下の児童生徒が熱中症で死亡した例は少なくとも80件。その事例を見ると、▽朝食を採らずに部活動に参加していた▽初心者に過度な負荷のかかる練習をさせていた▽顧問が異常に気付けなかった▽発症後に処置しないまま放置していた―といった要因が挙げられています。
本紙に届いた保護者の声には「子どもに部活を休むように言っても、『先輩も同級生も休んでないのに自分だけ休めない』と無理して参加している」というものがありました。また、ある部活動の顧問は「競技力向上に意欲的な生徒や保護者もあり、練習を中止するにも勇気がいる」と話しました。こうした声を聞くと、市内一律で何らかの基準を設ける必要もあるかも知れません。
熱中症対策への関心が、これまでにないくらいに高まっている今こそ、前例にとらわれない改善と工夫で安全と予防意識を高めることはもちろん、市教委や学校には丁寧で具体的な情報発信で児童生徒や保護者に安心を提供することも求められるのではないでしょうか。
学校に対応を尋ねましたら、「部活動を行うかどうかは顧問が判断する」と言われました。気温や暑さ指数などがよほど高い場合は部活動を中止するよう基準を設けることはできないのでしょうか。また、うちの子が通っている学校は水筒の中身はお茶限定なのですが、これだけ暑いのですから、スポーツドリンクを認めてくれてもよいのではないかと思います。他の学校はどのように対応しているのでしょうか。(一保護者)
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市教委に取材したところ、「暑さにより部活動を中止するかどうかの判断は各学校が決めること。市教委で一律の基準は設けていない」(指導課)とのことだった。
そこで各学校に聞き取りしたところ、「暑さ指数が31になったら警戒を呼び掛け、35になった時点で部活動を中止して下校するように基準を設けた」「午前10時半から午後3時までは体を動かす部活動は原則禁止とした」という学校もあれば、「顧問が状況を見て判断している」として具体的な基準を設けていないところもあった。
水筒の中身については、「お茶のみで、運動会・体育祭の練習がある日、土日と夏休み中の部活動はスポーツドリンクも可」とする原則があった中、猛暑が際立った今月中旬以降、「熱中症対策のため特別にスポーツドリンクも許可した」という学校が小学校と中学校で半数近くに上った。一方、「スポーツドリンクは飲み過ぎてしまう」「ジュースとの線引きが難しい」などの理由で許可しなかった学校も。それらの学校は「学校側で経口補水液や塩あめなどを用意して必要に応じて与えている」との回答だった。
その他の熱中症予防策として、▽休憩時間だけでなく授業中の給水も許可▽水筒が空になった児童に補充するお茶を学校で用意▽一部の授業場所をクーラーのある図書室やコンピューター室に振り替えた▽部活動中、15分ごとに給水、30分ごとに長めの休憩を取るように取り決めた▽運動場に日陰を作るためのテント、体育館や武道場にありったけの扇風機を設置▽部活動中に長めの休息を取るときの場所としてクーラーのある会議室を開放―などがあった。
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赤穂民報より
独立行政法人日本スポーツ振興センターのまとめでは、平成28年の1年間に全国の学校(幼稚園・保育所から高校まで)で発生した熱中症は4713件。7月から9月までの3カ月間で7割を占めています。そして、中学と高校では7割以上が部活動で起きています。
平成2年度から24年度までの23年間に学校管理下の児童生徒が熱中症で死亡した例は少なくとも80件。その事例を見ると、▽朝食を採らずに部活動に参加していた▽初心者に過度な負荷のかかる練習をさせていた▽顧問が異常に気付けなかった▽発症後に処置しないまま放置していた―といった要因が挙げられています。
本紙に届いた保護者の声には「子どもに部活を休むように言っても、『先輩も同級生も休んでないのに自分だけ休めない』と無理して参加している」というものがありました。また、ある部活動の顧問は「競技力向上に意欲的な生徒や保護者もあり、練習を中止するにも勇気がいる」と話しました。こうした声を聞くと、市内一律で何らかの基準を設ける必要もあるかも知れません。
熱中症対策への関心が、これまでにないくらいに高まっている今こそ、前例にとらわれない改善と工夫で安全と予防意識を高めることはもちろん、市教委や学校には丁寧で具体的な情報発信で児童生徒や保護者に安心を提供することも求められるのではないでしょうか。
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コメント
取材でもあるようにいつもと体調が違ったり
朝ごはん食べずに体力なかった猛暑なのに水分とらなかったりと
熱中症になるのには理由があるわけで何も知らない無知な人が
わーわー言って対策とらずに人に見てもらおうと、人のせいにしようと
コメントしてるだけで、
お金の問題?なら自分の家ではクーラーつけっぱなしですか?
部活は強制ですか?自分がお金かけて私立に通わせたら?
大人も働いてる会社に全部屋クーラーつけて暑いからつけっぱなし、
外回り禁止とか出来るんですか?無理でしょう(笑)
皆出来ることをしてるんです、わーわー言うの辞めましょう
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投稿:愚民ども 2018年08月11日暑さ寒さも彼岸までじゃ。
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投稿:シゲヲはん 2018年08月09日全国一律で「夏の運動は禁止」にしない限り、運動をする学校、人との体力の差、技術の差は開くばかりです。室内練習場を充実させるなどお金さえかければ解決できると思いますが、非常に難し問題ですね。
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投稿:もう一人の通りすがり 2018年08月09日それぞれの責任を有耶無耶に出来るシステムが出来上がっていますね。
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投稿:通りすがり 2018年08月07日まぁ、多分何かあっても教育委員会は事前に指導していたと言うんだろうな。まず、教育委員会の人間が現場査察なりして、いかに過酷な状況で部活動が行われているのか、知るべきじゃないの?
特に、今年の暑さはヤバすぎる。学校で子供を守るのは誰なのか?
まじで考えて欲しい。
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投稿:赤穂市の明石焼き 2018年07月25日0 0
投稿:西中保護者 2018年07月24日0 0
投稿:匿名 2018年07月23日コメントを書く