神輿乗せ和船が巡航「坂越の船祭」
2018年10月14日
隊列になった和船が御旅所へ向かった「坂越の船祭」
秦河勝を祭神とする大避神社の例祭で300年以上の歴史を持ち、平成24年に文化庁から国重要無形民俗文化財に指定された。
神社を出発した神輿が浜に到着すると、神輿を船に乗せるための板を船へ渡す「バタ架け」が始まった。大勢の観客が見物する中、六尺褌を締めた男衆らが長さ約7メートルのバタ板を担いで浜辺を駆け回り、空に向けて立て掛けた板に登って会場を沸かせた。無事に神輿が乗船し、今年新調した櫂伝馬船2隻の先導で獅子舞を乗せた「獅子船」や頭人船などが縦一列になって御旅所へ向かった。
初めて見物した塩屋の塩田郁代さんは「神輿を船に乗せるのが珍しい」と祭りの特徴に興味。写真サークルの撮影旅行で約10年ぶりに訪れたという京都府八幡市の高木彰三さん(75)は「前に来たときよりも観客が増えてにぎやかでした。どんな写真が撮れているか楽しみ」と帰りのバスに乗り込んだ。
20歳から櫂伝馬組で祭りに参加している國土良幸さん(53)は今回初めて主舵を任され、「無事に大役を務められた。最高です」と仲間と高らかに万歳三唱した。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2018年10月20日(2297号) 3面 (6,472,966byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 文化・歴史 ]
御崎ガラス舎 初の教室展 姫路と赤穂で [ 文化・歴史 ] 2023年03月31日赤穂緞通テーマの絵本 小・中学校に寄贈 アートマイル国際協働学習で文科大臣賞 市史史料集第9集刊行『明治二十五年赤穂郡洪水史』 [ 文化・歴史 ] 2023年03月25日復元塩田で塩づくり作業を体験 日本画で赤穂市長賞の城谷允子さん作品展 [ 文化・歴史 ] 2023年03月19日「海辺の暮らし、海辺の景色」テーマにクラフト展 [ 文化・歴史 ] 2023年03月11日女性だけの絵画展 第40回「女・女・女展」 [ 文化・歴史 ] 2023年03月02日景観形成重要建造物に「坂越まち並み館」 [ 文化・歴史 ] 2023年03月01日江戸期の赤穂塩業 塩田開発や経営の側面から考察 [ 文化・歴史 ] 2023年02月28日日本遺産写真展 最優秀賞に武村晴人さん「追憶」 [ 文化・歴史 ] 2023年02月28日素直な歌声にほっこりと 5日に児童合唱団の定演 赤穂緞通の図録冊子を自費出版 [ 文化・歴史 ] 2023年02月18日山鹿素行が築かせた石垣 赤穂城二之丸門 [ 文化・歴史 ] 2023年02月18日第38回赤穂民報習字紙上展の入賞者
コメントを書く