- トップページ>
- 絵本で世界を旅しよう>
- 記事詳細
ロバのロバちゃん
2018年10月20日
『ロバのロバちゃん』 ○文・絵/ロジャー・デュボアザン ○訳/くりやがわ けいこ ○偕成社
「ロバが重い荷物(塩)を運んでいるとき、川を渡りかけると足がすべってびしょぬれになりました。やっとの思いで立ちあがると荷物が軽くなり大助かりしました。
ある日、綿を運ぶことになりました。川に近づいた時大助かりしたことを思い出し、川に入るとロバは足をすべらしました。今度は荷物(綿)が水をすいこんで、さらに重くなり、ロバは大変な目にあいました」
このお話は、「アリとキリギリス」の物語と同じように、私の今日までの歩みを方向付ける物語となりました。
今回紹介する絵本は、耳の形を気にするロバのお話です。
自分の耳の形が「格好悪い」と悩んでいるロバは仲良しの動物たちにいろいろとアドバイスをもらいますが、何一つうまくいかず落ち込みます。元気になるのかどうか、とても心配です。優しく、ユニークなロバちゃんのお話に、ついつい引き込まれてしまいます。
今日まで、何冊もの「絵本」に関する書籍を手にしました。しかし、残念ながら私の絵本に対する思いにピタッとくる本には、いまだに出会っていません。
「絵本」とは…。
著者の思いがどうだこうだと考えることも大切です。でも一番大切なことは、素直な気持ちで絵本と向き合うことではないでしょうか。
私は、いつもそう思って絵本に接しています。
機会があれば、皆さんの絵本への思いを聞かせてください。
* * *
『ロバのロバちゃん』○文・絵/ロジャー・デュボアザン○訳/くりやがわ けいこ○偕成社
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2018年10月20日(2297号) 4面 (6,472,966byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 絵本で世界を旅しよう ]
自然と笑みがこぼれる絵本 2016年02月27日未来をひらく絵本 2016年02月20日フランスの昔話 2016年02月13日なに色が一番好き? 2016年02月06日夢って、どこで咲くの…? 2016年01月01日宮沢賢治に魅せられて 2015年11月28日ドイツの名作絵本 2015年11月21日影ぼっこ 2015年10月10日月とミルクとねこ 2015年09月19日世界一の親日国トルコ 2015年09月12日よしこがもえた 2015年07月25日新幹線500 2015年07月04日くらしの知恵 2015年06月20日子どもの夢 2015年06月06日子どもたちへのメッセージ 2015年05月02日
コメントを書く