- トップページ>
- 絵本で世界を旅しよう>
- 記事詳細
よしこがもえた
2015年07月25日
『よしこがもえた』 ○作/たかとう匡子、たじまゆきひこ ○新日本出版社
この絵本はその姫路空襲を題材にした話です。3年前の夏、明石にいる孫3人が墓参りで帰省したとき、この絵本に関心を持ったので、あの日の体験を話しました。
「その夜、B29というアメリカの爆撃機の轟音(ごうおん)でとび起き、外へとびだした。
東の空が真赤に染まり、その中をキラキラ光るものが次から次へと落ちていったんだ。
次の日、学校へ行くと、1メートルくらいの長さの濃い緑色をした六角形の棒がいっぱい落ちていた。前の晩に光りながら落ちていたのは、全部爆弾だったんだ」
3人の孫たちは、だまって私の話を聞いてくれました。
私は、70年前の姫路空襲が忘れられず、誰かが絵本にしてくれないかと長年思っていました。私より2歳若い著者が絵本にしてくれたおかげで、孫たちに体験を伝えることが出来ました。
* * *
『よしこがもえた』○作/たかとう匡子、たじまゆきひこ○新日本出版社
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2015年7月25日(2145号) 3面 (11,166,940byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 絵本で世界を旅しよう ]
かぜのでんわ 2021年03月11日
ソフィー・スコットの南極日記 2020年12月05日
中国のシンデレラ 2020年11月21日
アイヌ文化に思うこと 2020年11月14日
「本と図書館の歴史」に学ぶ 2020年10月31日
アメリカの神話 2020年05月02日
つぼつくりのデイヴ 2020年03月20日
おじいちゃんの思い 2020年03月07日
たいせつな友だち 2020年02月22日
タンザニアのおはなし 2020年02月08日
恐竜への思い 2020年01月25日
あおくんときいろちゃん 2020年01月18日
チーズとねずみ 2020年01月01日
幻の絵本 2019年11月30日
文字のない絵本 2019年11月23日
コメントを書く