- トップページ>
- 絵本で世界を旅しよう>
- 記事詳細
犬になった王子
2018年11月17日
『犬になった王子 チベットの民話』 ○文/君島久子 ○絵/後藤仁 ○岩波書店
ニュースで辺境の民族のことが報道されるにつけ、悲しい思いになり、中国はどうなっているのかととても気になるようになりました。
あるとき、「犬になった王子(チベットの民話)」の絵本を見つけて早速手に入れました。チベットの王子が民のために麦の種を手に入れようと、厳しい旅を続け、やっとの思いで種を手に入れる物語です。
麦の原産地は、西南アジアからエジプトにかけての地方であると言われています。遠い地からシルクロードを通り、長い長い年月を経て、やっとの思いでチベットに麦が伝わったと思われます。
この物語は、チベットの人たちにとっては天地創造に継ぐ大切な神話ともいえるものなのです。
* * *
『犬になった王子 チベットの民話』○文/君島久子○絵/後藤仁○岩波書店
* * *
この絵本の原画は、赤穂市立美術工芸館・田淵記念館で12月17日まで開催中の「特別展「後藤仁 日本画・絵本原画」で公開されています。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2018年11月17日(2301号) 4面 (9,101,683byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 絵本で世界を旅しよう ]
かぜのでんわ 2021年03月11日
ソフィー・スコットの南極日記 2020年12月05日
中国のシンデレラ 2020年11月21日
アイヌ文化に思うこと 2020年11月14日
「本と図書館の歴史」に学ぶ 2020年10月31日
アメリカの神話 2020年05月02日
つぼつくりのデイヴ 2020年03月20日
おじいちゃんの思い 2020年03月07日
たいせつな友だち 2020年02月22日
タンザニアのおはなし 2020年02月08日
恐竜への思い 2020年01月25日
あおくんときいろちゃん 2020年01月18日
チーズとねずみ 2020年01月01日
幻の絵本 2019年11月30日
文字のない絵本 2019年11月23日
コメントを書く