9割が「中流」回答〜社会意識アンケート
2019年05月18日
関西学院大学社会心理学研究センターが赤穂市民を対象に今年3月に実施した社会意識アンケート調査で、自身の経済階層を「中流」と認識している人の割合が9割に上った。生活満足度を尋ねた質問では「満足」を感じている人が半数に達した。
調査は、市民の政治意識と市や市政への関心、地域との関わり方などとの関連を研究することを目的に、赤穂出身の三浦麻子教授(現大阪大学大学院人間科学研究科教授)が企画した。有権者名簿から投票区ごとに抽出した18歳〜74歳の2723人にアンケート用紙を送付し、45%にあたる1229人から回答を得た。
「仮に赤穂市全体を経済状況で5つの層に分けるとすれば、あなた自身のご家庭はどれに入ると思いますか」の問いで、最も多かったのが「中の中」で50・1%。「中の下」(26・3%)と「中の上」(14・3%)を加えると、90・7%となり、9割以上に中流意識があることがわかった。「下」は8・3%、「上」は1・1%だった。
自身の生活満足度を「とても満足」(10点)から「とても不満」(0点)までの11段階で尋ねた質問では、全体のほぼ4分の1にあたる25・8%が「中間」(5点)と回答。6〜10点と答えた人の合計が50・1%で、0〜4点は24・2%だった。
経済階層については2015年に同じく赤穂市民を対象に実施した調査でも「中流」が89・9%だった。三浦教授によると、「日本人が自身の経済階層を『上』『下』と答えるケースはごく稀」という。今後も同様のアンケート調査を年1回のペースで実施する予定で、「継続的な調査によって赤穂市の全体的変化を捉えることができる。回答者のみなさんには今後も協力していただければありがたい」と話している。
集計結果は同センターのホームページ(https://bit.ly/2ZYBRxR)で公開されている。
関連サイト:
■関西学院大学社会心理学研究センターのウェブサイト
掲載紙面(PDF):
2019年5月18日号(2325号) 1面 (5,882,531byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
調査は、市民の政治意識と市や市政への関心、地域との関わり方などとの関連を研究することを目的に、赤穂出身の三浦麻子教授(現大阪大学大学院人間科学研究科教授)が企画した。有権者名簿から投票区ごとに抽出した18歳〜74歳の2723人にアンケート用紙を送付し、45%にあたる1229人から回答を得た。
「仮に赤穂市全体を経済状況で5つの層に分けるとすれば、あなた自身のご家庭はどれに入ると思いますか」の問いで、最も多かったのが「中の中」で50・1%。「中の下」(26・3%)と「中の上」(14・3%)を加えると、90・7%となり、9割以上に中流意識があることがわかった。「下」は8・3%、「上」は1・1%だった。
自身の生活満足度を「とても満足」(10点)から「とても不満」(0点)までの11段階で尋ねた質問では、全体のほぼ4分の1にあたる25・8%が「中間」(5点)と回答。6〜10点と答えた人の合計が50・1%で、0〜4点は24・2%だった。
経済階層については2015年に同じく赤穂市民を対象に実施した調査でも「中流」が89・9%だった。三浦教授によると、「日本人が自身の経済階層を『上』『下』と答えるケースはごく稀」という。今後も同様のアンケート調査を年1回のペースで実施する予定で、「継続的な調査によって赤穂市の全体的変化を捉えることができる。回答者のみなさんには今後も協力していただければありがたい」と話している。
集計結果は同センターのホームページ(https://bit.ly/2ZYBRxR)で公開されている。
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2019年5月18日号(2325号) 1面 (5,882,531byte)
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コメント
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投稿:仮 2019年05月29日調査にご協力下さった皆様,本当にどうもありがとうございました.貴重なご回答は今後さらに詳細な分析を進めて学会発表・学術論文として公表するほか,可能であれば,市民の皆様の生活の質をさらに高めるためのアイディアとして還元できればと考えております.集計結果をご覧になってご質問・コメント等ございましたら,いつでもお寄せくださいませ.
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投稿:三浦麻子 2019年05月18日コメントを書く