「千年に一度の大雨」最長159時間浸水
2019年06月02日
兵庫県は加里屋川や塩屋川など赤穂市内15河川を含む県下331河川について、「千年に一度を超えるような大雨」が降った場合の「洪水浸水想定区域図」を作成。
赤穂市内における浸水の深さが最大8・8メートルに達し、50センチ以上の浸水が最大で159時間継続する、との想定をこのほど公表した。
公表された想定によると、千種川水系(千種川、加里屋川、加里屋川放水路、新川、高雄川、長谷川、矢野川、安室川)では「24時間雨量578ミリ」が降った場合でシミュレーション。赤穂市内の浸水面積は21・3平方キロメートル、最大浸水深は東有年の排水機場付近で8・8メートルとなった。また、大津川水系(大津川、塩屋川、権現川、柿山川、亀谷川、県山川、大津湯ノ内川)では「6時間雨量366ミリ」で想定し、浸水面積は6・5平方キロメートル、最大浸水深は大津地区で5・4メートル。山陽道赤穂インター入口南側の浸水深は1・8メートル。
50センチ以上の浸水が継続する時間想定では、有年楢原地区で159時間となり、これは千種川水系全体で最長。大津川水系では大津川と塩屋川にはさまれた新田地区で42時間となった。
洪水浸水想定区域は従来「50〜100年に一度」の降雨を想定して作成していたが、2015年の水防法改正で「想定し得る最大規模」の降雨を想定して見直すことに。見直した想定区域図は、昨年6月に武庫川、加古川、円山川など主要14河川について発表されたのに続いて2回目で、県管理の680河川のうち約半数の345河川が公表済みとなり、赤穂市内では15河川すべてで作成が完了した。
県は、今回公表した想定データを各市町に提供し、ハザードマップに反映するよう支援するほか、避難場所の確保についても助言する。
掲載紙面(PDF):
2019年6月8日号(2328号) 1面 (9,171,964byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
赤穂市内における浸水の深さが最大8・8メートルに達し、50センチ以上の浸水が最大で159時間継続する、との想定をこのほど公表した。
公表された想定によると、千種川水系(千種川、加里屋川、加里屋川放水路、新川、高雄川、長谷川、矢野川、安室川)では「24時間雨量578ミリ」が降った場合でシミュレーション。赤穂市内の浸水面積は21・3平方キロメートル、最大浸水深は東有年の排水機場付近で8・8メートルとなった。また、大津川水系(大津川、塩屋川、権現川、柿山川、亀谷川、県山川、大津湯ノ内川)では「6時間雨量366ミリ」で想定し、浸水面積は6・5平方キロメートル、最大浸水深は大津地区で5・4メートル。山陽道赤穂インター入口南側の浸水深は1・8メートル。
50センチ以上の浸水が継続する時間想定では、有年楢原地区で159時間となり、これは千種川水系全体で最長。大津川水系では大津川と塩屋川にはさまれた新田地区で42時間となった。
洪水浸水想定区域は従来「50〜100年に一度」の降雨を想定して作成していたが、2015年の水防法改正で「想定し得る最大規模」の降雨を想定して見直すことに。見直した想定区域図は、昨年6月に武庫川、加古川、円山川など主要14河川について発表されたのに続いて2回目で、県管理の680河川のうち約半数の345河川が公表済みとなり、赤穂市内では15河川すべてで作成が完了した。
県は、今回公表した想定データを各市町に提供し、ハザードマップに反映するよう支援するほか、避難場所の確保についても助言する。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2019年6月8日号(2328号) 1面 (9,171,964byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 社会 ]
12月1日に「はくほう会病院」を統合 赤穂中央病院 [ 社会 ] 2023年11月28日公共バス路線再編案 千鳥、大津など追加 有年・上郡線は休止へ 元市民病院脳外科医が科長と前院長、赤穂市を相手取り提訴 [ 社会 ] 2023年11月25日「日没後に大地震」松原町で防災避難訓練 [ 社会 ] 2023年11月12日海を隔てる柵撤去へ 県が赤穂海浜公園の再整備計画 [ 社会 ] 2023年11月11日治安に顕著な貢献 2署員に「赤穂の警察官賞」 [ 社会 ] 2023年11月10日150周年祝い母校にテント寄贈 [ 社会 ] 2023年10月31日第37代義士娘に小林優芽さん、前田留奈さん [ 社会 ] 2023年10月14日市内運行のバス運賃「200円均一」導入案 [ 社会 ] 2023年10月14日消防団活動継続した学生を認証 赤穂市が10月から制度 [ 社会 ] 2023年09月27日汚泥を不法投棄 廃掃法に基づき許可取り消し 議員報酬「3%アップ」答申案をパブリックコメントへ 千種川で恒例の水生生物調査 市内6地点で採集 台風7号 赤穂市内では「被害なし」 [ 社会 ] 2023年08月18日高取峠トンネル要望 相生市との連携「休止」
コメント
今回の想定は、県が管理する河川についてシミュレーションしたものです。
0 0
投稿:赤穂民報 2019年06月03日大津川水系に、折方川がありますが含まれてません。
どうなっているのでしょうか?
0 0
投稿:、?? 2019年06月02日コメントを書く