美咲のきょうも笑顔!(1)親日国モンゴル
2019年07月06日
モンゴルの首都ウランバートル市内
青年海外協力隊でモンゴルに派遣されている奥田美咲と申します。
私は現在、モンゴルの首都ウランバートル市にある国立病院で作業療法士として活動しています。
モンゴルでは、これまで看護師が作業療法を行っていましたが、5年前に学校が設立され、昨年初めて国家資格を所有した作業療法士が誕生しました。しかし作業療法士の数は4名と少なく、まだまだ歴史的にも浅い職種です。
私の活動は、モンゴルの作業療法士に作業療法の知識や技術を広めていくことです。これから、この場をお借りしてみなさんにモンゴルの魅力や活動について紹介していきたいと思います。
さて、2018年10月の終わりにモンゴルへ来て、半年以上が経ちました。
みなさん、モンゴルってどんな国かご存知ですか?
モンゴルは、中国とロシアに隣接する国で、日本からは直行便で約5時間、時差はマイナス1時間で意外と日本から近いんです。寒い期間は長く、10月ごろから雪が降り始め、真冬になると氷点下40度近くになる日があるほど、寒い国です。
イメージといえば、チンギス・ハーンや相撲、また岩の多い広大な大地、馬や羊などの動物がいて、遊牧民がゲル(伝統的な移動式住居)に住んでいるといった感じでしょうか。わたしも、派遣されるまではそんなイメージを持っていました。
しかし首都には、たくさんの高層ビルが建ち、多くの店やデパートが並び、生活する中で物がなくて困る、といったことは全くありません。
そんな都会のウランバートルから少し離れると、田舎にはみなさんがイメージしているような広大な土地が広がり、道には馬や牛、羊などの動物が歩いています。
モンゴルの人々はとても温かく、人と人との距離はとても近く感じます。また、東日本大震災では、モンゴルの国家公務員の全員が給与1日分を義援金として寄付したほどの親日国です。
これから、こんな素敵な国、モンゴルの医療の発展に貢献できるよう一生懸命頑張っていきたいと思います。
掲載紙面(PDF):
2019年7月6日号(2331号) 4面 (10,906,640byte)
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