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忠臣蔵の新作構想 作家・玉岡かおるさん

 2019年11月15日 
元禄赤穂事件の登場人物について取材する玉岡かおるさん
 『お家さん』『をんな紋』など兵庫を舞台にした小説を多く手掛ける作家の玉岡かおるさんが、忠臣蔵を題材にした新作へ向けて構想を練ろうとこのほど来穂。牟礼正稔市長を表敬訪問した。
 玉岡さんは三木市出身。大正から昭和初期にかけて神戸に日本一の商社を作り上げた鈴木よねが主人公の『お家さん』で織田作之助賞を受賞。生野銀山がある但馬を舞台に明治の女性たちの葛藤や哀しみを描いた恋愛長編『銀のみち一条』、播磨姫君と呼ばれた千姫の生涯を描いた『姫君の賦〜千姫流流』など兵庫ゆかりの人物をモチーフにした作品の数々で人気を博している。
 「子どものころから忠臣蔵の大ファン」という玉岡さん。この日は知人の西村淳一・赤穂市戦略プロデューサーの案内で赤穂を訪れ、NHK大河ドラマ『元禄繚乱』をはじめ数多くの映画やドラマなどで時代考証を担当した三好一行氏(高光寺住職)、市史編さん室の小野真一課長にも面会し、小説の題材になりそうな人物について取材した。
 作品の構想を広げるために今後も赤穂に足を運ぶつもりといい、「まだ、構想を始めたばかりの段階。時間はかかるかも知れませんが、取り組んでいきたい」と語った。
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掲載紙面(PDF):
2019年11月23日号(2348号) 1面 (10,883,156byte)
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