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恐竜への思い
2020年01月25日
『バーナムの骨』○文/トレイシー・E・ファーン ○絵/ボリス・クリコフ ○訳/片岡しのぶ ○光村教育図書
「恐竜」というのは、絵本で表現するのが難しい題材です。
恐竜は、突然、地球上から姿を消します。だから余計に子どもたちの心を揺さぶるのでしょう。
ティラノサウルスを発見した化石ハンターの絵本を手にすることができました。
1873年生まれのバーナム・ブラウンは、子どもの頃からサンゴやニマイガイなどの化石を宝物として大切にしまっていました。
1894年から1963年にかけて化石ハンターとして、アメリカをはじめカナダやインドなどで「これは、なんの骨だろう」と興味を深めた彼は、次々と多くの恐竜の化石を発見しました。
彼が、化石ハンターとして活躍している様子は、ユーモアにあふれ、物語をより楽しくさせます。吹き出しそうになる場面も描かれています。
彼のスタイルは、「恐竜の化石」ハンターというイメージとはかけ離れているほど彼はおしゃれです。
恐竜の化石は、私たちに何を問い掛けているのでしょう。
私たちの身近で発見された化石についても思いを深めたいものです。
* * *
『バーナムの骨』○文/トレイシー・E・ファーン○絵/ボリス・クリコフ○訳/片岡しのぶ○光村教育図書
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掲載紙面(PDF):
2020年1月25日号(2357号) 4面 (8,496,731byte)
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