能楽の祖ゆかりの大避神社で奉納上演
2020年10月27日
坂越・大避神社で行われた能楽奉納
今年6月に予定されていた赤穂市民能がコロナ禍で中止となったことを受け、実行委員会が文化庁の「文化芸術活動継続支援事業」として無観客で企画した。拝殿前で観世流シテ方の大西礼久さん、福王流ワキ方の江崎正左衛門さんらが能「羽衣」を奉納。大西智久さんによる仕舞「玄象」も演じられた。
奉納後は神戸女子大学古典芸能研究センター非常勤研究員の大山範子氏と生浪島宮司が河勝と能楽の関わり、同神社に秘宝として伝わる舞楽面などについて対談。大山氏は、河勝にまつわる伝承について、「まったくいわれがないということではなく、基になっているものが代々大切に語り継がれてきたのではないか」と語り、生浪島宮司は「能の奉納をご祭神の河勝公も非常に喜んでおられるはず」と話した。
実行委員会はこの日の奉納上演と対談のもようを後日インターネットで動画配信する予定にしている。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2020年10月31日号(2390号) 4面 (10,103,089byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
詩とエッセイ「卆寿のひとりごと」 [ 文化・歴史 ] 2018年05月18日ナイフ一本 模様細工の美 [ 文化・歴史 ] 2018年05月12日赤穂美術協会展 18日から3日間 [ 文化・歴史 ] 2018年05月12日「赤穂の秋冬」テーマに写真展 [ 文化・歴史 ] 2018年05月11日川柳赤穂吟社 初の合同句集 [ 文化・歴史 ] 2018年05月04日勇壮豪華 民俗資料館で「五月人形展」 [ 文化・歴史 ] 2018年04月28日文字に魂 篆刻と書画の個展 [ 文化・歴史 ] 2018年04月27日7月に市民能「羽衣」 入場券の販売開始 花の美際立つ「押し花アート展」 [ 文化・歴史 ] 2018年04月25日市文化財の地獄絵を一般公開 高瀬舟船着場跡が観光スポットに [ 文化・歴史 ] 2018年04月19日姫路生まれの板画家 長谷川富三郎展 [ 文化・歴史 ] 2018年04月18日歴史コラム100本『赤穂史百話』 [ 文化・歴史 ] 2018年04月17日後継者育成へ赤穂緞通の研修工房 [ 文化・歴史 ] 2018年04月14日市児童合唱団の歌声がCDに
コメントを書く