《西有年産廃》上郡町が第2回有識者会議
2020年10月27日
2回目の会合を開いた上郡町の有識者会議
有識者会議は計画の検証や町民からの不安や疑問についての助言などを役割とし、大学教授や弁護士など関係分野の専門家に住民代表を加えた6人で構成。今年7月の初会合で報道取材と傍聴を認めることが決まった。
同計画をめぐっては今年6月、許可権を持つ県が赤穂市と上郡町に事業者から提出された事前協議書を送付。説明会を実施する対象範囲や生活環境保全上の措置などについて意見照会があり、同町の遠山寛町長は県への回答について有識者会議に助言を求めた。
2回目の会合となったこの日は、事前協議書に事業者の実績や会社規模を示す資料がないことなどから、事業者の適格性について疑問視する意見が複数の委員から出された。また、事業者が計画認可後に廃棄物処理大手の別会社に身売りすると公言している中、町に意見照会をかけた県の対応を「筋が違う」と批判する意見も。一方、別の委員は事業者の適格性判断について「県の仕事」と割り切った上で、「(有識者会議は)事前協議書を見て意見をまとめればお役御免」と述べた。
会議に同席している遠山町長は「県から意見照会を受けた以上は回答しないとだめだ。みなさんから意見を聞いて県へ回答したい」と改めて意向を表明。山村座長は「適格性は有識者会議の大きな柱になってくる」と町への助言に盛り込む意向を明言した上で、「町が県に回答するための専門的見解をまとめる」とし、事務局との間で素案をまとめて次回会合(11月25日)に提示するとして委員の同意を得た。
町当局は年内に有識者会議の意見を取りまとめた上で今年度中に県へ意見回答する意向だが、「県が回答期限を設けていない中、なぜそんなに急ぐのか」「じっくり時間をかけて慎重に話し合うべきでは」と問いただす委員もあり、町当局が思い描くスケジュール通りに事が進むかどうかは不透明だ。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2020年10月31日号(2390号) 1面 (10,103,089byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
関西電力赤穂発電所 来年7月末で廃止決定 「赤穂の魅力をPR」第38代義士娘が決定 [ 社会 ] 2024年10月13日「犯人が県境越えて逃走」3署合同で広域緊急配備訓練 [ 社会 ] 2024年10月08日創立80周年の相生産業高で記念式典 [ 社会 ] 2024年10月06日赤穂玩具博物館 20周年記念で出前紙芝居 総合計画見直しへ提案や要望 市民ワークショップ [ 政治 ] 2024年10月03日《赤穂市議選2025》主要日程が決定 4月6日投開票 [ 社会 ] 2024年10月02日丸山サンビーチ駐車場 1時間まで無料に 繁忙期は値上げも [ 社会 ] 2024年09月29日《市民病院医療事故多発》偽証強要疑惑 市長「事実確認は必要」 [ 社会 ] 2024年09月28日能登で復興支援の関福大生ら大学祭で募金活動へ 「安全運転を」中学生がイラストカードで呼び掛け お米配って安全運転呼び掛け その心は… [ 社会 ] 2024年09月22日「コロナ中等症受け入れ拒否」 保健所が「市民病院の懸念」報告 [ 社会 ] 2024年09月21日9月23日は「手話言語の国際デー」 体験イベント開催 《市民病院医療事故多発》業務上過失傷害容疑で書類送検の脳外科医2人 1件目は不起訴
コメントを書く