ひとり暮らし学生へ食料支援 求む協力
2021年01月27日
支援を必要とする学生向けに無償提供された食品セット=フードバンクあこう提供
同団体は西有年の元高校教諭、米家邦洋さん(70)が代表となって立ち上げ、2017年2月から活動。毎月第2・第4月曜日(祝日の場合は翌日)の午前10時〜午後3時に中広の総合福祉会館1階ロビーで食品の寄付を受け付け、集まった品を福祉施設や生活困窮家庭などに無償で提供している。「コロナ禍でアルバイトがなくなるなどして食べ物に困っている一人住まいの学生がいるのでは」と今回初めて学生向けの食料配布会を企画した。
関西福祉大学、はくほう会医療専門学校赤穂校の協力で学生に周知。事前申込みのあった人数に応じて食品を準備し、白米1キロとアルファ米10食、レトルトカレー2袋、缶詰などをセットにして一人ずつに渡した。この日、たつの市内の企業から届けられた素麺と麺つゆもセットに加えた。
関西福祉大学によると、新型コロナウイルス感染症の影響で家計の急変やアルバイト収入が激減するなど生活が困窮した学生を対象に1人10万円を給付した緊急支援給付金を受給した学生は391人で、全体の3割近くに上った。同大学では全学生に担当教員をつけて週1回以上連絡を取り、困っていることなどがあれば個別に対応しているという。
米家さんによると、初回に食品を受け取りに来た学生からは米や麺類のニーズが多く、主食にすら困っている状況がうかがえたという。「友達にも食事に困っている人がまだまだいるとの話もあった。親元を離れて、ひもじい思いをしている学生に、せめて米だけでも腹一杯食べさせてあげたい」と今後も支援を続ける考え。「作りすぎて余っているお米や野菜があれば、ぜひ提供してもらえるとありがたい」と協力を呼び掛けている。
次回の食料配布会は2月8日(5日までに要予約)。米家さんTel090・1153・2611。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2021年1月30日号(2402号) 2面 (8,157,171byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ ボランティア ]
善意の車椅子寄贈 通算30台に [ ボランティア ] 2019年03月22日被災地へ思い 7回目の「絆ラーメン」 挿し木で目指す「宮前桜」2世 明治天皇ゆかりの史跡で景観整備 御崎に「保護猫カフェ」里親とのマッチングも 千種高から赤穂高 愛情リレーの巻き寿司 [ ボランティア ] 2019年02月14日義士石碑磨いた13年間の奉仕にピリオド [ ボランティア ] 2019年02月11日1年で食品500キロ分を支援 フードバンクあこう [ ボランティア ] 2019年02月06日千種高生が子ども食堂に米寄贈 「地域のシンボルに」高瀬舟灯台を修復 [ ボランティア ] 2018年12月15日サクラとともに発展願い植樹 [ ボランティア ] 2018年12月02日中浜町の岩崎さんに「子育て応援賞」 [ ボランティア ] 2018年11月23日心停止から救命 ドクターランナーらを表彰 熊本で復興支援ボランティア [ ボランティア ] 2018年10月17日「日本遺産にふさわしい美観を」坂越で清掃ウォーク
コメント
7 0
投稿:あこう子ども食堂 2021年01月27日コメントを書く