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コラム【陣太鼓】「ワクチンは夫婦別の日に」の理由は

 2021年06月05日 
 ▼新型コロナウイルスワクチンの接種が進んでいる。米ファイザー社の海外での臨床試験では接種後7日以内に副反応があった人の割合(かっこ内は2回目)は、「38度以上の発熱」3%(14%)、「筋肉痛」18%(34%)、「頭痛」35%(46%)、「疲労」42%(56%)などとなっている。
 ▼いずれも2回目の方が数値が高い。厚生労働省によると、年齢が上がると頻度が低く、男性より女性の頻度がやや高い傾向がある。接種から3日ほどで症状が軽減するケースが多いという。
 ▼優先接種した医療従事者の何人かに話を聞くと、「接種した方の腕が痛くて上げられなくなった」「注射した場所を下にして寝られなかった」という声が多かった。
 ▼日本感染症学会はコロナワクチンに関する提言書で、「1回目の接種部位に著明な局所反応を認めた場合、2回目は反対側に接種することも可能」としている。1回目は利き腕に、2回目を反対側に接種するのが無難かもしれない。
 ▼接種後に倦怠感で寝込んだという人もあるので、夫婦や家族で接種日を分けるべきというのもうなずける。会社勤めの人は週末を体調の回復に充てたいと考えるのではないか。
 ▼赤穂市でもいずれ65歳未満への接種が始まるが、例えば木曜日や金曜日の夜に重点的に接種枠を設けることはできないものか。
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掲載紙面(PDF):
2021年6月5日号(2419号) 1面 (6,435,561byte)
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