日本人初 世界Cパワリフ選手権V 藤井優弥さん
2021年10月09日
藤井優弥さんが日本人選手で初めて優勝した世界クラシックパワーリフティング選手権の表彰式
パワーリフティングはバーベルを肩に担いで屈伸する「スクワット(SQ)」、ベンチ台で仰向けになって押し上げる「ベンチプレス(BP)」、床から持ち上げる「デッドリフト(DL)」を各3回行い、3種目の合計重量を競う。藤井さんは大学1年から競技に取り組み、翌年に国体でV。今年1月の日本選手権で2度目の優勝を720・0キロのジュニア日本新記録で飾り、日本代表に選ばれた。
今大会は現地入りしてからのカロリー補給がうまくいかず、「体重が減りすぎた」という。最初のBPで2度失敗するなど苦戦したものの、トータル715・0キロ(SQ250・0キロ、BP170・0キロ、DL295・0キロ)を挙げ、2位のイギリス人選手に10キロの差をつけて金メダル。種目別でも銀1個、銅2個のメダルを獲得した。すでに優勝が決まっていた最終試技ではジュニア世界新記録にトライして会場を沸かせ、全階級を通じて活躍した3選手に贈られる「ベストリフター賞」にも輝いた。
パワーリフティングの大会には、反発力のある競技用シャツを着用できる「フルギア」と、着用を認めない「ノーギア」の競技区分があり、ノーギアで実施するクラシック選手権は基礎的な筋力で劣る日本人には不向きとされてきた。それだけに藤井さんの優勝は快挙と言える。
「出国前はものすごく調子が良く、750キロ以上を出してジュニア世界新記録で優勝を狙っていたので、結果には全然納得していない」と藤井さん。ジュニア部門での出場は今季が最後で、「一般カテゴリーでも優勝できるように努力したい」とさらなる向上を誓った。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2021年10月9日号(2434号) 1面 (4,176,368byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
「映画館でジブリ」プラットで一挙4作品 [ イベント ] 2020年07月03日「観月の夕べ」コロナ防止で今年は中止 「コロナも吹き飛ばして」30日に輪越祭 [ イベント ] 2020年06月23日6・7日「花と緑にふれあう祭り」 [ イベント ] 2020年06月04日シティマラソン 規模縮小して年明け延期か 土曜夜店 今夏は中止 新型コロナ影響 「春の義士祭」もコロナで中止 新型コロナ拡大で各種イベント中止 北前船寄港地7市町 日本遺産シンポ22日 市ジュニアバンド 16日に第1回定演 「障害理解を深める」セミナー 18日に関福大 [ イベント ] 2020年02月12日年一度の定期演奏会へオペレッタ稽古 塩のまち赤穂ハイク 16日開催 聴覚障害への理解深めて 16日上映会 [ イベント ] 2020年02月06日市文化協会 9日に50周年式典
コメントを書く