ご質問ありがとうございます。

一言でいうなら、経験しないことはありえませんが、一度も執刀したことがないということはありえます。特に脊椎は、整形外科と競合する場合が多いので、病院によっては脳外科はまったくタッチしない場合もあります。脳外科ではほとんど経験せず、形だけ手術に入って専門医要件を満たしている場合もあるかもしれません。（現実的にそうしなければ病院によっては専門医をとれないケースはありうると思います。）


大学（医局）によって考え方はバラバラなので、そこは断っておきます。
外科系は現実的に医局に属さないと専門医取得は厳しいです。技術取得もそうです。卒後3年目が専門医も持たず就職して手術にありつけるほど甘くないです。
　卒後、医局に属すると関連病院に派遣され、あるいは大学に残り5年ほどひたすら助手と病棟業務、救急対応など叩き込まれます。脳外科で執刀するといっても、直接脳に触れるような手術ではなく、開頭などをメイン術者としてやることになると思います。その後専門医試験に晴れて合格すれば、大学院に行って、メインオペレーターになるための修行で市中病院でに再出張と大まかな流れはこんな感じです。本格的な手術で執刀にありつけるのは10-15年となります。

市中病院のオペレーターは最低限脳卒中の手術、血管内治療ができればよいので、脊椎をあまり経験したことがない脳外科医のほうがむしろ多数派かもしれません。（脊椎の指導ができる先生がいる施設がかなり限られるためです。）

脊椎の手術はほぼ2人でやるので、今回のケースで、ほとんど執刀経験がないのであれば、対面に経験豊富な指導医がいたと思われます。

同業者の方という事で質問をしたいのですが、大学病院だと診療が細分化され過ぎて本来ならその診療科を標榜するなら当然する治療を全く経験しないという事はあるのでしょうか?
当該の医師は今回の訴訟になった手術は今まで助手としてしか参加した事がなかった(神戸新聞報道)だそうですが、脳神経外科としては比較的メジャーな手術で、一人で運営するクリニックでも行われるレベルだそうなんです
そこで思ったのは前任地がある大学病院との事ですから、ひょっとしたら細分化され過ぎていて(脳は脳、脊椎は脊椎など)、脳神経外科分野全てをカバーする市民病院と合わなかったのではという考えが浮かんだのです

関係者さま
　まず、不快な思いをさせたなら申し訳ありません。

　あまりにも根拠となるファクトが少ない中での、断罪とも言える個人を攻撃する報道のあり方に異常な違和感を感じています。

トカゲの尻尾切りと言うんでしょうか、医療事故が多発しましたが、原因となった医師は辞めました。悪いのは全て辞めたこの医師と定年退職する院長です。だから大丈夫です。と言う赤穂市民病院の論理が、インディペンデントなはずの報道機関から透けて見える。そう言う違和感です。

同業者様のコメントには多くの憶測や例えが含まれており大変不快に感じました。

まず一連の報道には重大な欠陥があります。事故の定義が曖昧であること。総手術数がわからないこと。この医師の関与度がわからないこと。ほか諸々。

まず、事故には色々なレベルがあると思います。例えば左右間違えて摘出するなど、過誤といえるものから、どんなに注意を払ってもある一定の確率で起こってしまうもの、あるいは因果関係が明らかでないが、偶発的に起こる予期せぬ合併症など。よくよく読むとただ、結果が悪かったものが8から11例あるとも読めます。詳細がわからない以上、過誤レベルのものが11例と誤認するのは危険です。

次に何例中の8例なのかと言う率の問題です。100例で結果が悪かったのが8例であれば、救急をメインでやっている病院ならむしろ良い方とも言えます。

またこの医師の関与度の問題です。一人で手術をすることは診療科にもよりますが、あまりないと思います。皮膚を切開しただけで執刀ってことになる場合もあります。全責任が同医師にあるように書かれていますが、その場に上席医師がいた可能性もあります。あるいは、難易度の高いものは上席医師が交代する場合もあります。

あとこの医師が居なかった期間の予後不良例は？ないんでしょうか。

基本的に医療過誤レベルは訴訟に発展するため一例あたり多額の賠償金が発生するため公表には慎重になります。全て賠償問題になれば赤穂市民病院は破産するでしょう。医療保険の保険会社と契約出来なくなる可能性もあります。そうはならないと踏んでいるから発表したんだと思います。

リスクを取って患者を救おうとする外科医が居なくなるようなことは避けなければなりません。

非常に主観が入っているヒステリックな報道であり、その姿勢には疑問を呈さざるを得ません。

よその県ですが、医師が大量退職している市民病院があります。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bcdac3f39e089106c99893292fbe149e66312138

もちろん、事の背景は全く違うので、同じように考えることは
出来ませんが、
医師に限らず、職業選択の自由があり、「つぶせ、つぶせ」の
大合唱の街に嫌気がさしても不思議はありません。
経営改善の名の元、不採算部門の廃止、医師不足による
診療科の減少となれば、結果として「患者」が行き場を失うことに
なりそうです。
そうならないことを祈るばかりです。

医師免許の停止および取消処分をする権限はなくとも、病院には医師の使用者責任があります。今の赤穂市民病院の対応は一切の責任を放棄しているとしか思えません。昔はこんな病院ではなかったはずです。藤井院長はこのまま説明責任も果たさず今月定年を迎えて恥ずかしくないのでしょうか？

運転免許は、公安委員会による処分（免許取り消し）でもないと、また運転できますから。懲りずにぶつけたりこすったりする人もいます。
医師免許も、然るべき機関が失格処分しないと有効のままで、病院にはその権限はないということ。

医療事故と交通事故では扱いが違うんですね。例えば、タクシードライバーが８件の交通事故を起こした場合、ドライバーの仕事はまず続けられないでしょう。だけど、この問題医師は処分されることもなく次の職場ではまた手術出来てたりするってことですよね。想像しただけで怖いです。８件じゃなくて９件だったってこと？異常やん。

医療事故を何件起こしても、それが故意や、よほど重大な過失によるものでなければ懲戒されることはありません。
手術禁止中に手術して事故があったとのことですが、もともとの手術禁止が正当な根拠を伴ったものかどうか。正当な根拠がなければ、それを破ったとしても懲戒できません。

民度が低いとは思いませんが、医療事故に対する関心が低いのは確かだと思います。先日の市議会でこの医療事故について質問した議員はたったの二人ですよ。土地柄なのか医師の確保が難しく、市が医師に甘いのは昔からですね。他の市でこれだけ連続して医療事故が起きたら普通は医師を依願退職させずに懲戒解雇じゃないですか？

赤穂民報　様

民度低いなさんのコメントは非常に問題です。コメントしてる人が赤穂市民かどうかもわからず、尚且つ赤穂市民を一括りにして「民度が低い」とはヘイトスピーチや誹謗中傷と何ら変わりはありません。差別や偏見を助長しかねません。

赤穂市民は、民度が低い…
違うと、思います。
民度が高いから、この医療事故や病院経営状況に、しっかり感知していると思います。
民度が、低いのなら上記状態に市民各人が、様々コメントなんてしませんね…

これ以上、医療事故は無いのが一番。そして、これ以上市税をつぎ込む事を止め、健全経営化出来る様に願うのが市民の考えが多数ではないのでしょうか？

病院の解体はともかく手術禁止にすら反対する人がいるのは信じられないですね
ミスが絶対ない事はあり得ませんがこれだけ一人の医師で重大な事案が続くのは何か原因があるはずなんです
原因が分かって対応策があっての復帰なら分かりますがそうでないからまた事故を起こしてる訳でしょう
あえて手術禁止を破ってまで手術をさせる事にどんなプラスがあるのか分かる人がいるなら教えて頂きたいですね

その考えですと、多数を救うために少数の犠牲はやむを得ないとなります。ほんとうにそうでしょうか？

あなたがたそれ本気でおっしゃってますか？
手術させるな、病院解体、その声がいったいどれだけの患者さんの命を蝕むかわかってて言ってるんですか？
わかって仰ってるのでしたら赤穂市民の民度って相当低いんですね。

病院は認めてないみたいだけど、係争中でも事実と異なるなら否定するはずですよね。尋常じゃない数の医療事故を起こした医師を依願退職させたって…どれだけ医師に甘いんだ！なんで処分しなかったのか院長？市長？に尋ねたいです。

医療機関、赤穂という地方、地方市役所と言う封鎖的な悪い体質が引き起こした事件と言わざると得ません。もう少し早く医療安全委員会などで策を講じていれば、被害者の数を減らせたはずです。初め、学会にも早期に報告した方が良かったのでは？　事務母体が市役所なので、そこから変わらないとダメです。報道として、曖昧にせずにもっと切り込んで事実究明して欲しいです。応援しています。市長さん、民報に抗議する暇あったら、もっと体質改善に努めてください。

手術禁止なのに、何故手術できるの？
その環境がおかしい。手術は一人で出来ないはず。その場の誰も止められなかった？
その場い居た職員全員解雇でいいと思う。
市民病院も解体、第三者へ委託でいいと思います。

もういいよ。自浄作用なんてないんだから。
医者は別の病院に行けば何もなかったかのように仕事ができる。
もう、解体しかないよ。