忠臣蔵のふるさと・播州赤穂の地域紙「赤穂民報」のニュースサイト
文字の大きさ

赤穂民報


  1. トップページ
  2. 政治
  3. 記事詳細

市民病院小児科 牟礼市長が存続の意向

 2022年05月28日 
 赤穂市民病院の経営改善をめぐり、外部有識者委員会から「診療科の見直し」を提言された小児科について、牟礼正稔市長は23日の定例会見で、「患者がおり、医師も確保できているのであれば継続していきたい」と存続の意向を明言した。

 外部有識者らによる「赤穂市民病院経営検討委員会」(委員長=中村隆彦・市医師会長)は今年1月にまとめた報告書で、経営改善策の一つに「診療機能及び診療科の見直し」を挙げ、具体的な見直し対象として、周産期医療と小児医療を市内の他医療機関との「連携対応」に切り替えるよう提案。それにより、年間2800万円の収支改善が見込まれると試算した。牟礼氏は「報告書の内容を尊重し、できるだけ速やかに、できるところから取り組んでいきたい」と応じ、市民の間では小児科の廃止や医師不足で休止中の分娩受け入れの再開が断念されるのではないかとの懸念が市民の間で広がっていた。

 牟礼氏は会見で、「小児科と周産期については、やめたほうがいいという提言だが、少子化対策としては小児科がぜひとも必要。中長期的には周産期も復活の努力をしていくつもり。私の在任中は医師の確保に努めていきたい」と語った。

 診療科見直しによる収支改善については、「費用対効果も含め、目標値を持って行っていくべきではないか。診療科を減らしたから単純に経営が改善するわけではないと聞いている」とし、「いたずらに診療科の見直しをやっていくことは、患者様がいらっしゃる限りは慎重に考えていきたい」と述べた。

 今年4月1日時点の同病院の外来診療予定表では、小児科は月〜金の午前と木曜午後に一般外来を行い、午後はアレルギーや神経など予約制の専門外来を実施。産婦人科は女性医師1人が月〜木の午前の一般外来(水曜のみ予約制)と水曜午後の母乳外来(予約制)を行っている。
<前の記事


掲載紙面(PDF):
2022年5月28日号(2463号) 1面 (7,938,135byte)
 (PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 政治 ]


コメント

検討委員会の経営改善の提言をつまみ食いして、今後の責任の所在が曖昧にするおつもりか。
最初から強い意志をもって経営改善を唱えるのが政治家のあるべき姿ではなかろうか。

18  6

投稿:政治家不信 2022年05月28日

コメントを書く

お名前 (必須。ペンネーム可):

メールアドレス (任意入力 表示されません):

内容 (必須入力):

※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。
投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。
今週のイベント・催し
23
(月)
 
24
(火)
25
(水)
26
(木)
27
(金)
 
28
(土)
 
29
(日)

最新のコメント

  • 対立候補「支持」の牟礼正稔・赤穂市長「信念に基づいて行動」「選挙終わればノーサイド」←赤穂も改革しよう!(11/22)
  • 齋藤県政2期目 長岡県議「是々非々で対応」←市民2(11/22)
  • 【社説】投票3日前の異例の支持表明 牟礼市長は市民に説明を←赤穂を大事にする会(11/22)

各種お申込み

以下より各お申込み、資料請求フォームにリンクしています。ご活用下さい。

スマホサイトQRコード

スマホ用URLをメールでお知らせ!
e-mail(半角入力)


ドメイン指定受信をされている方は「@ako-minpo.jp」を指定してください。

閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警
閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警