創立150年の尾崎小で記念授業
2022年11月28日
今年度で創立150年目を迎えた尾崎小学校(中林晴之校長、357人)で記念授業「尾崎をまなぶデー2022」が26日にあり、卒業生の講話と郷土芸能の観賞で学校と地域の歴史を振り返った。
同校は明治6年(1873)に八幡神社の祠官だった中村恒久氏が自宅に開いた「尾崎第一小学校」が始まり。改称を重ねて昭和20年(1945)に現在の校名になった。三種の神器の一つ「八咫鏡」と赤穂八幡宮の神紋と同じ「左三巴」を組み合わせた校章がルーツを示している。
記念授業は地元まちづくりグループ「尾崎のまちを考える会」(浜野好正会長)が学校、PTAと主催。赤穂八幡宮権禰宜の中村彰伸さん(41)、元赤穂市議の有田光一さん(82)、恵比寿大黒舞保存会の小川剛さん(32)ら5人の同校OBがゲストティーチャーとして来校した。郷土史家の上杉太郎さん(80)は古い絵地図や写真で、かつて塩田が広がっていた校区内の地形の移り変わりを解説。聴覚に障がいがある中村千穂さん(57)はクラスメートとともに学び遊んだ小学校時代の思い出を手話を交えながら語った。
同校コーラス部が塩田で歌い継がれた作業唄「わたしゃ赤穂の(浜鋤のうた)」を合唱。小川さんらによる恵比寿大黒舞、地元保存会による「尾崎塩濱おどり」の披露もあり、子どもたちが地元の歴史文化に親しんだ。浜野会長は「子どもたちには地元の歴史を知って、尾崎を好きになってほしい」と願いを込めた。
掲載紙面(PDF):
2022年12月3日号(2486号) 4面 (10,427,489byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
郷土芸能も観賞した記念授業
同校は明治6年(1873)に八幡神社の祠官だった中村恒久氏が自宅に開いた「尾崎第一小学校」が始まり。改称を重ねて昭和20年(1945)に現在の校名になった。三種の神器の一つ「八咫鏡」と赤穂八幡宮の神紋と同じ「左三巴」を組み合わせた校章がルーツを示している。
記念授業は地元まちづくりグループ「尾崎のまちを考える会」(浜野好正会長)が学校、PTAと主催。赤穂八幡宮権禰宜の中村彰伸さん(41)、元赤穂市議の有田光一さん(82)、恵比寿大黒舞保存会の小川剛さん(32)ら5人の同校OBがゲストティーチャーとして来校した。郷土史家の上杉太郎さん(80)は古い絵地図や写真で、かつて塩田が広がっていた校区内の地形の移り変わりを解説。聴覚に障がいがある中村千穂さん(57)はクラスメートとともに学び遊んだ小学校時代の思い出を手話を交えながら語った。
同校コーラス部が塩田で歌い継がれた作業唄「わたしゃ赤穂の(浜鋤のうた)」を合唱。小川さんらによる恵比寿大黒舞、地元保存会による「尾崎塩濱おどり」の披露もあり、子どもたちが地元の歴史文化に親しんだ。浜野会長は「子どもたちには地元の歴史を知って、尾崎を好きになってほしい」と願いを込めた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2022年12月3日号(2486号) 4面 (10,427,489byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
力作並ぶ義士祭学童書道展 市民会館で4日まで 「まるで光の国」赤穂小で一夜限りのライトアップ 泊まりがけで来場も「ビートルズレコード音楽祭」 [ 文化・歴史 ] 2022年11月27日関福大生が姫路で「忍者学校」3、4日 赤穂義士が討ち入りに持参 自筆の槍印 [ 文化・歴史 ] 2022年11月26日邦楽の篠原欣山さんに「ともしびの賞」 [ 文化・歴史 ] 2022年11月26日第43回赤穂市少女バレーボール発足記念大会 誰もが楽しめる「ゆるスポーツ」学生ら手作り 正規盤レコードで聴く「ビートルズ音楽祭」 作家の個性あふれる「群象の会」展 [ 文化・歴史 ] 2022年11月17日新給食センター整備へ実施方針公表 絵地図作りでわがまちに愛着 絵マップコン20年 和船で輿入れ「坂越の嫁入り」 [ 文化・歴史 ] 2022年11月12日龍野「堀家住宅」で特別公開 赤穂緞通も展示 [ 文化・歴史 ] 2022年11月11日藩主迎えた「上段の間」も 田淵氏庭園一般公開 [ 文化・歴史 ] 2022年11月08日
コメントを書く