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広重から近現代まで「華」版画展

 2023年02月17日 
 江戸時代から近現代までの著名な版画家たちが花をモチーフに手掛けた作品を集めた春季企画展「版画 華 展」が尾崎の私設美術館「たでのはな美術館」で開かれている。

片岡球子のリトグラフ「牡丹」


 歌川広重の「牡丹花」、葛飾北斎の「朝顔に雨蛙」といった浮世絵をはじめ、京都を中心に大衆版画を制作した徳力富吉郎の「菊花」、棟方志功の「彼岸花の柵」など19人の計38点。文化勲章を受章した片岡球子、モノトーンを基本に植物を題材にした作品が多い日本板画院名誉会員の井上勝江、その弟子で歌手としても活躍したジュディ・オングなど女性作家や赤穂生まれの小畑勉など多彩な作品が展示されている。

 館主の佐野正幸さん(82)は「花という身近なものを題材に、それぞれの作家がつくりあげた作品の違いや時代を感じてもらえれば」と話す。

 3月28日(火)まで午前10時〜午後4時。水曜休館。入館料200円(小学生以下無料)。TEL090・3496・4282。
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掲載紙面(PDF):
2023年2月18日号(2496号) 4面 (13,257,809byte)
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