引き揚げ者住宅 最後の1棟解体
2023年02月25日
昨年度に最後の入居者が退去した御崎の引き揚げ者住宅で解体工事が行われている。
引き揚げ者住宅は、終戦に伴い海外から大量に帰国した人の住宅難を解消する目的で建設された公営住宅。厚生省所管事業として全国で計約7万9000戸が建てられ、赤穂市内(当時は赤穂町)でも1950年に御崎11戸と上仮屋4戸が建設された。
市住宅係によると、昭和40年代以降は引き揚げが減少。建物の老朽化が進み、入居者が退去した住宅から順次用途廃止して解体撤去し、2007年には残り1棟となった。21年9月に最後の入居者が退去して空き家となり、昨年3月に議会で関連条例を廃止。今月から解体工事が始まった。
「引き揚げ者住宅がすべて廃止されたことは時代の流れを感じる」と同係。解体後の跡地について牟礼正稔市長は昨年9月議会で「駐車場として活用できるように検討していく」と答弁している。
掲載紙面(PDF):
2023年2月25日号(2497号) 1面 (8,452,937byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
入居者が退去して空き家となっていた御崎の引き揚げ者住宅
引き揚げ者住宅は、終戦に伴い海外から大量に帰国した人の住宅難を解消する目的で建設された公営住宅。厚生省所管事業として全国で計約7万9000戸が建てられ、赤穂市内(当時は赤穂町)でも1950年に御崎11戸と上仮屋4戸が建設された。
市住宅係によると、昭和40年代以降は引き揚げが減少。建物の老朽化が進み、入居者が退去した住宅から順次用途廃止して解体撤去し、2007年には残り1棟となった。21年9月に最後の入居者が退去して空き家となり、昨年3月に議会で関連条例を廃止。今月から解体工事が始まった。
「引き揚げ者住宅がすべて廃止されたことは時代の流れを感じる」と同係。解体後の跡地について牟礼正稔市長は昨年9月議会で「駐車場として活用できるように検討していく」と答弁している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2023年2月25日号(2497号) 1面 (8,452,937byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
「買い物弱者」に救い 移動スーパー開業へ 75歳以上の急発進抑制装置 市が上乗せ補助へ 「産廃処分場は『環境犯罪』SNSで発信を」 [ 社会 ] 2019年11月17日事故を『しない』、お先に『どう』ぞ [ 社会 ] 2019年11月15日浄専寺で報恩講落語会 [ 社会 ] 2019年11月11日《市公共工事贈収賄》検討委が初会合 中村文代さんに兵庫県社会賞 消費者活動で功績 [ 社会 ] 2019年11月06日「産廃反対市民の会」5周年記念講演会 世代問わず意見交流「教学サロン」 市民が考えた「2030年の赤穂」 [ 社会 ] 2019年10月30日「安心実現へ行動」大会宣言採択 [ 社会 ] 2019年10月28日《市公共工事贈収賄》個別聞き取り 全職員へ対象拡大 腹痛や吐き気 塩屋小で学級閉鎖 行政情報発信にLINE活用 [ 社会 ] 2019年10月21日台風19号 災害義援金箱を設置 [ 社会 ] 2019年10月21日
コメントを書く