とんど、獅子舞など口頭伝承を活字化
2009年04月11日
冊子「高雄の民俗〜神仏と信仰」を発刊した公民館長の原田一博さん(右)と自治会連合会長の澗口輝幸会長
昨年4月に同公民館へ赴任した原田館長は地域の伝統、文化に興味を持ち、神社や寺院に伝わる行事などを調査。口頭伝承されてきた獅子舞の譜や“とんど焼き”の作り方などを「地域の財産として、活字にして残しておくべきでは」と思い立った。
趣旨に賛同した自治会も資料提供などに協力。古老らへの聞き取り調査も行い、充実した内容になった。
完成した冊子は「神社」「寺院」「石仏」「とんど焼き」の4章構成。12社、9寺、石仏26体と6地区の「とんど焼き」を収録。それぞれの沿革、由来などを豊富な写真入りで紹介している。
200部発行し、各公民館や小中学校などに配布。残部を同公民館(Tel48・7500)で、1部500円で頒布する。
「冊子を読んで少しでも郷土に関心を持ってもらえれば」と原田館長。「今度は土地改良史について調べてみたい」と新たな調査テーマに目を向けている。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2009年4月11日(1843号) 3面 (8,308,585byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
ふるさと文化講座「旧赤穂郡域の獅子舞」などテーマ [ 文化・歴史 ] 2023年01月14日キャンバスの会 13日から図書館で作品展 [ 文化・歴史 ] 2023年01月10日15日に各神社で「とんど祭り」 ユネスコ文化遺産「大垣祭」赤穂出身画家が天井画制作中 [ 文化・歴史 ] 2023年01月01日全国伝統的工芸品展で赤穂緞通作家2人入選 [ 文化・歴史 ] 2023年01月01日有年考古館で企画展「看板・立札・道しるべ」 [ 文化・歴史 ] 2022年12月22日「ウサギのように飛躍を」児童ら描いた干支大絵馬 特別展「上方の忠臣蔵浮世絵」貴重な190点 [ 文化・歴史 ] 2022年12月10日義士引き揚げルート 中央義士会が一部見直し [ 文化・歴史 ] 2022年12月10日赤穂民報主催・第38回習字紙上展の出品規定 義士行列の小道具に「槍印」加えては [ 文化・歴史 ] 2022年12月04日「目指すは金賞」マーチングバンド全国大会へ [ 文化・歴史 ] 2022年12月02日赤穂の「十年一昔」ほのぼの写真展 [ 文化・歴史 ] 2022年12月02日力作並ぶ義士祭学童書道展 市民会館で4日まで 創立150年の尾崎小で記念授業
コメントを書く