恵比寿大黒舞保存会に文部科学大臣表彰
2009年11月21日
子どもたちへの継承活動にも力を注いでいる「赤穂宝専寺恵比寿大黒舞保存会」
県重要無形民俗文化財に指定されている恵比寿大黒舞の起源は江戸中期以前までさかのぼり、正月の「めでた舞い」として主に塩田で働く若者たちに受け継がれた。戦前までは旧赤穂郡を中心に千種川流域のほか備前・備中の一部にも広まったが、塩田の合理化が進むにつれて舞い手が減少。昭和30年ごろに一度廃れた。
貴重な伝統文化を守ろうと地元有志によって昭和43年に保存会が設立。舞、唄、囃子を継承し、老人ホームなどへの慰問にも積極的に出かけた。55年からは地元の尾崎小に作られた「恵比寿大黒舞クラブ」の指導も引き受け、後継者育成に力を注いでいる。
設立時から在籍して保存会を引っ張ってきた久田さんは「先輩たちが残してくれた伝統を失いたくない一心でやってきた」と活動を振り返り、「この受賞が跡を継ぐ若い人たちにとっても励みになれば」と話している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2009年11月21日(1871号) 1面 (7,960,573byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
地獄絵見て日ごろの所業反省 [ 文化・歴史 ] 2010年04月25日尺八と詩吟 合同演奏会 [ 文化・歴史 ] 2010年04月24日階段上がるたびに義士の名前をインプット キャンバスの会 第29回作品展 [ 文化・歴史 ] 2010年04月22日木目込み義士人形、10年がかりで47体 [ 文化・歴史 ] 2010年04月17日義士の本懐成就願った千体仏 [ 文化・歴史 ] 2010年04月16日市文化財の“地獄絵”を開帳 [ 文化・歴史 ] 2010年04月15日赤穂城庭園「西仕切門」の復元完成 [ 文化・歴史 ] 2010年04月14日春の山野草展17日から開催 [ 文化・歴史 ] 2010年04月11日赤穂の書道家に“スペイン芸術顕彰” [ 文化・歴史 ] 2010年04月10日蓮如上人の十字名号を特別公開 [ 文化・歴史 ] 2010年04月09日有年公民館「ふるさと思考」が40号に [ 文化・歴史 ] 2010年04月08日歴史教室資料 希望者に配布 体験ワークショップで能楽に親しむ [ 文化・歴史 ] 2010年04月05日春をテーマにサロン演奏会 [ 文化・歴史 ] 2010年04月05日
コメントを書く