赤穂市財政の現状を学習
2008年03月29日
赤穂市財政について考えた学習会
「どう見るべきか、赤穂市の財政とまちづくり」と題し、大阪自治体問題研究所理事の初村尤而氏(63)が講演。昭和60年度以降の経常収支比率、普通会計決算などを見ながら、赤穂市の財政状況を確認した。
初村氏は、赤穂市の目的別歳出が平成元年度から16年間にわたり1年を除いて土木費がトップだったことに注目。「これだけ長い間、土木に費やすことは珍しい」といい、「公共事業への支出が長過ぎたのでは」と指摘した。
今後の地方自治のあり方については、「財政運営の転換が求められるが、大切なのはその内容とプロセス」と語り、係長以下の町職員がまちづくり総合計画をリードした新潟県津南町や、公募委員だけでまちづくり計画への提案書をまとめた岸和田市の事例を紹介。「赤穂市も、市民のみなさんが一肌脱ぐタイミングでは」と住民参加を呼びかけた。
第2部のフリーディスカッションでは、「財政再建団体とはどういうものか」「赤穂市の税収はそこそこあるのに、財政状況が厳しいのはなぜ」などの質問に初村氏が回答。
「赤穂の財政がどうなっているのか興味があった」という塩屋の男性(59)は「財政力と負債の関係など今までわからなかったことを知ることができた」と話していた。
主催した「市民がつくる赤穂のまちづくりを考える会準備会」の武田信幸さん(65)=御崎=は「またこのような学習会を開きたい」と話している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2008年3月29日(1786・1787号) 4面 (13,242,048byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 政治 ]
27年度当初予算案、過去最大の規模 [ 政治 ] 2015年02月26日3月議会、3日に施政方針演説 [ 政治 ] 2015年02月24日連携中枢都市圏、赤穂市は協約見送り [ 政治 ] 2015年02月18日山口壮衆議、和歌山県連所属で自民入り [ 政治 ] 2015年01月24日《高野産廃》「設置」前提の意見書提出 [ 政治 ] 2014年12月25日子ども・子育て支援の事業計画素案 [ 政治 ] 2014年12月22日豆田市長「議員協議会で考え述べる」 [ 政治 ] 2014年11月19日高野の産廃処分場、市長意見「来月26日」期限 [ 政治 ] 2014年11月15日高野の産廃処分場計画、前市民部長が「問題なし」 健康相談事業、外部評価委が『拡充』提案 [ 政治 ] 2014年10月21日中広高架線など都市計画8件廃止・縮小へ 外部評価対象に企業誘致促進など10事業 [ 政治 ] 2014年08月07日外部評価の対象選定スタート 男女共同参画の第2次プラン策定 [ 政治 ] 2014年06月13日議長ら三役も一般質問「解禁」 [ 政治 ] 2014年06月03日
コメントを書く