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タデ素材の陶芸と染物展

 2010年05月12日 
柔和な色合いが特徴の蓼華焼、蓼州染
 赤穂の地名由来とされるタデを原料の一部に使った陶芸と染物の作品展が加里屋の赤穂市立民俗資料館で開かれている。
 出品者は元沖町の高校美術講師、有年外志子さんと南野中の陶工、堂本理人さん。タデの灰を釉薬に混ぜた「蓼華焼」は薄緑がかった地色が特徴。「蓼州染」は釉薬の精製過程で出た灰汁を媒染剤に独特の風合いを醸す。
 取っ手付きカップや大皿、スカーフ、ハンカチなど約200点。いずれも自然で優しい色合いが並ぶ。備前焼、雲火焼計約100点も展示し、有年さんは「同じものは二つとないので、作品一つひとつの個性を見てほしい」と来館を呼びかけている。
 5月30日(日)まで午前9時〜午後5時。水曜休館。大人100円、小中学生50円(ココロンカード持参で無料)。5月16日(日)午前10時と午後1時の2回、蓼州染の体験教室(300円)がある。Tel42・1361。
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掲載紙面(PDF):
2010年5月15日(1895号) 4面 (12,271,057byte)
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