子どもたちのおもちゃを再生
2008年04月05日
大切なおもちゃが直って子どもも大喜び
子どもたちの物を大切にする心を育もうと、昨年1月から始まった。毎月第4土曜日に総合福祉会館で“開院”。これまでに約50件を受け付け、約8割を直した。必要な部品は廃品を利用するため、費用はほとんど発生していないという。
修理を担当するのは、自営業者や主婦など1年半前に同協議会が開いた「おもちゃドクター養成講座」の修了生。裁縫や木工など6人のメンバーがそれぞれの得意分野を担当している。
22日にあった開院日は高校教諭で電気関係専門の清水一豊さん(44)=塩屋=ら3人が7件を受け付けた。メーカーでなければ修理が困難な1件は断念したものの、中のコードが切れた楽器、電池ボックスがさびたポケットゲームなどを半田ごてや紙やすりを使って次々と“治療”した。
前月に預かっていたキャタピラーの切れたショベルカーも清水さんの手で元通りに。母親と引き取りに来た元禄橋町の瀬尾好太君(5)から「先生、ありがとう」と感謝された。
その場で直すことのできないものは翌月まで預かることも。清水さんは「子どもの喜ぶ姿を想像しながら直します」とこの日もテレビゲームのコントローラーを持ち帰った。
同病院は原則として修理代無料で1人1点限り。ただし、部品購入が必要な場合は実費要。問合せは同協議会Tel42・1397。4月以降の開院日は次のとおり。
▽第2木曜日=午前10時〜11時(預かりのみ)▽第4土曜日=午後1時〜2時(修理及び預かり)
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掲載紙面(PDF):
2008年4月5日(1788・1789号) 3面 (10,624,212byte)
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