千種川の治水と環境を協議
2010年07月14日
千種川水系の長期的な河川整備計画について住民代表、有識者などが意見を出し合う「千種川委員会」の第3回会合が13日、佐用町佐用の「さよう文化情報センター」で開かれ、治水対策、環境配慮について協議した。
兵庫県は平成17年に千種川水系の河川整備計画を策定。昨夏の豪雨災害を受け、当初「おおむね30年間」としていた事業期間を5年間に短縮し、早期の着工を目指している。同委員会は住民や有識者の意見を聞き、必要に応じて計画を見直すことを目的に開かれ、「流域自治体」の立場で豆田正明市長も委員として参加。今回は明石元秀副市長が代理出席した。
光都土木事務所の担当者が整備対象区間に49ある橋を43に統合して水の流れをよくする河道対策や河畔林を保全する環境配慮などを説明。委員から「河床掘削で水位が下がった場合の農業取水方法について検討してほしい」「生き物が遡上だけでなく、下ることもできる井堰に」「文化財を失わないように各市町から聞き取り調査するべき」などの意見が出された。
次回開催は10月ごろの予定で、治水対策についてさらに詳しく話し合う。
掲載紙面(PDF):
2010年7月31日(1906号) 1面 (3,314,364byte)
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兵庫県は平成17年に千種川水系の河川整備計画を策定。昨夏の豪雨災害を受け、当初「おおむね30年間」としていた事業期間を5年間に短縮し、早期の着工を目指している。同委員会は住民や有識者の意見を聞き、必要に応じて計画を見直すことを目的に開かれ、「流域自治体」の立場で豆田正明市長も委員として参加。今回は明石元秀副市長が代理出席した。
光都土木事務所の担当者が整備対象区間に49ある橋を43に統合して水の流れをよくする河道対策や河畔林を保全する環境配慮などを説明。委員から「河床掘削で水位が下がった場合の農業取水方法について検討してほしい」「生き物が遡上だけでなく、下ることもできる井堰に」「文化財を失わないように各市町から聞き取り調査するべき」などの意見が出された。
次回開催は10月ごろの予定で、治水対策についてさらに詳しく話し合う。
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