幽玄の世界に浸る、大石神社薪能
2010年09月05日
社殿、赤穂城隅櫓を背に上演された赤穂大石神社薪能
同神社の薪能は3年ぶり3回目。主催者を代表して“能奉行”榊努さん(82)の「舞台改め」で幕を開け、 大蔵流狂言「盆山」と観世流能楽「船弁慶」が上演された。
狂言では、盆景を盗もうとした男に犬や猿のまねをさせるこっけいなやり取りが会場の笑いを誘い、能楽は平知盛の怨霊を鎮める武蔵坊弁慶を重要無形文化財総合指定保持者の福王流ワキ方、江崎金治郎さんが熱演した。
広島市から家族、知人と鑑賞に訪れた勝部美惠子さん(68)は「歴史ある雰囲気の中での舞台に感激しました」と余韻に浸っていた。
この日は薪能に先立ち、江崎さんが指導した「赤穂こども能楽教室」の発表会も行われた。仕舞と小鼓で「猩猩」を演じた加里屋の小学6年生、萩原佑紀さん(11)は「鼓を続けて打つところが難しかった。仕舞は稽古したとおりにできた」と話していた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2010年9月11日(1911号) 3面 (8,340,254byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
古都の文化財を探訪 交響詩ひめじ合唱コンで最優秀賞 大和文華館長の講演「忠臣蔵の浮世絵」 「恋人の聖地」で1周年イベント [ イベント ] 2016年02月10日市民ミュージカル公演へ稽古佳境 嵯峨御流のいけばな社中展 [ 文化・歴史 ] 2016年02月06日邦楽の調べで義士の命日偲ぶ [ 文化・歴史 ] 2016年02月04日「お盆の思い出」絵画コンで優秀賞 播磨の墳墓に見る弥生期の風習 [ 文化・歴史 ] 2016年02月02日4日、赤穂大石神社で厄除け大根 [ イベント ] 2016年02月02日カキのおいしさ味わって [ イベント ] 2016年01月30日赤穂城址の四季写真展 [ 文化・歴史 ] 2016年01月28日赤穂小金管バンド 念願の金賞 駅前、JAなどで「出前かきまつり」 [ イベント ] 2016年01月26日国際芸術祭の広域連携事業に採択 [ 文化・歴史 ] 2016年01月23日
コメントを書く