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厳しさが偉人育んだ通学路

 2011年02月20日 
大鳥圭介が通った道をたどったウオーキングイベント
 幕末から明治にかけて軍学者、外交官として活躍した上郡生まれの偉人、大鳥圭介が少年期に通った道をたどるウオーキングイベントが20日にあり、備前市吉永町から生家まで約6キロのコースを約70人が歩いた。
 高雄地区まちづくり連絡協議会(本家洋史会長)が市町交流の一環として、生家がある上郡町岩木地区(小林登喜夫地区長)などと協力して開催。赤穂からも50人以上が参加した。
 漢詩など文学にも親しんだ圭介が習字上達を祈願したという「滝谷手書地蔵」を出発。閑谷学校通学のために13歳から5年間往復した道のりをたどった。
 ルートのほとんどは圭介が歩いた当時のまま。参加者らは急坂や倒木に苦労しながらゴールを目指した。
 人物像を知りたいと参加した元沖町の高木勅男さん(71)は「こんな道を歩いて学校に通うのは今の子どもには無理でしょう。こうした環境で育ったからこそ偉人になったのでは」と思いを巡らせていた。

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掲載紙面(PDF):
2011年2月26日(1934号) 4面 (12,704,762byte)
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