有年考古館を市に寄贈
2011年06月17日
赤穂市に寄贈された有年考古館
同館は昭和25年10月に開館。その前年から古墳発掘調査に関わるようになった松岡氏が「市民が地域の歴史文化と触れ合える場」として自費で開き、西野山3号墳で出土した三角縁神獣鏡など貴重な考古史料を無料で公開してきた。63年には旧赤穂郡内に関連のある収蔵品1250点が市有形文化財の指定を受けた。
昨年で創設60周年を迎えたが、運営法人メンバーの高齢化などで施設維持が困難になりつつあり、市へ運営を引き継ぐことを前提に今年2月末で財団法人を解散。5月20日付けで土地、建物と一括で市に寄贈した。
市は文化財整備事業費として補正予算1630万円を6月議会に提案。認められれば収蔵品のリスト整理、展示室の雨漏り修理など秋の再開へ向けた準備を進める予定だ。
今後の運営を受け持つ市教委は創設者の意思を尊重し、入館料は従来と同じ無料とする方針。松岡氏の長男で、父の亡き後に館長を務めた高校教諭の秀樹さん(72)=姫路市=は「父が大切に集めた史料の散逸だけは防ぎたかった。そのまま考古館として残していただけることは大変ありがたく、感謝しています」と話している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2011年6月18日(1948号) 1面 (8,008,029byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
市文化・スポーツ賞 6団体31人受賞 合唱団最高齢の炭田富子さん「元気に本番へ」 [ 文化・歴史 ] 2016年10月29日典雅で優美「薩摩焼 沈壽官展」 [ 文化・歴史 ] 2016年10月28日第55回赤穂市民文化祭 短歌・俳句入賞者 [ 文化・歴史 ] 2016年10月25日「欠伸」「隠す」など題に川柳大会 [ 文化・歴史 ] 2016年10月24日紅葉や彼岸花など「秋」テーマに写真展 [ 文化・歴史 ] 2016年10月23日山鹿素行 赤穂配流350年で講演会 [ 文化・歴史 ] 2016年10月22日留学先から帰国して公演 [ 文化・歴史 ] 2016年10月22日日展 書の部で3人入選 [ 文化・歴史 ] 2016年10月21日地金魚「穂竜」品評大会10回目 [ 文化・歴史 ] 2016年10月17日絵マップコン 2年連続で最優秀賞 児童の力作234点 MOA児童展 義士祭奉賛学童書道展の作品募集 秦氏ゆかりの神社 備前にも [ 文化・歴史 ] 2016年10月08日歩いて巡る秋の坂越浦
コメント
皆さんナイスよ。 市議会もこれくらい論議を尽くして欲しいものだわ。
ただし隠蔽は無いわよ、聞きに行けば教えてくれるわ、公文書公開制度
があるんだから、今は殆どの公文書を請求に応じて公開しなきゃいけない
時代なの。それをせずにわたし達が勝手な憶測で勝手なこと言って盛り
上がっているだけなのよ。
だいたいこの予算の審議も今開催中の議会でやってんだから、議事録
なんてあるわけないじゃない。それに議論内容を開示したってコメント好きは
コメントするわよ、そうでしょ皆さん。ついでに隠蔽体質は役人じゃないわ
日本人そのものよ、本音と建前の使い分けなの。ある意味、美徳だわ。
0 0
投稿:これってさんに○ 2011年06月30日本件に関しても議論内容を開示すれば、こんな是非を問うコメントも出ないのに。
役人ってのは市レベルから隠蔽体質なのかもしれませんね。
0 0
投稿:毎回思うけど 2011年06月30日水掛け論にはなりますが、一歴史学ととしての意見を言わせて頂ければ、考古館は必要だと思うのです。
資料の散逸だけを防ぐのであれば、これってさんに○の仰るとおり、歴史博物館で展示すればいいじゃん、ということになり、それで事足りるわけです。
しかし、考古館は一地方の松岡さんという学者さんが後世に残していった遺産だと思うのです。既に考古学の資料というだけでなく、松岡さんの業績はこの考古館に代表されるんです。
こういったものを残さなかったために、のちのちその業績や考古館での事業そのものがわからなくなってしまう、といった可能性も否定できないのです。松岡さんの事蹟はまだ年代的に新しいので、実感の湧かない部分が現在生きている我々には理解できない部分がありますが、行政としての役割としてこうした遺産を残せない人に変わって残すというのも文化財行政の一つの在り方だと私は思います。
だからといってこれってさんの言われるように無駄遣いはいけない。そこは市当局始め皆さんの厳しいチェックが必要だと思います。
もともとこういうものに費用対効果をもとめてしまったら、全国の大半の博物館はつぶされてしまうでしょう。
でも、世界遺産ほどでもなくてもこうしたものも赤穂にとっては大切な遺産です。
どういう方法がいいのか、その辺は寄贈の前にもっと具体的な議論の論点になってほしかったと思います。
0 0
投稿:くらのすけ 2011年06月29日それに考古学を重視し過ぎ。松岡さんは個人的な思い入れと自費でこれを運営してきたんだけど、
行政には費用対効果を求められるの、きっと教委の判断は禍根を残すことになると思うわ。
秀樹さんも言ってるじゃないの「資料の散逸だけは防ぎたかった」って。
せっかくなので、議員さんたちにこのコメント欄を読んでもらって判断願いたいわ。
0 0
投稿:これってさんに○ 2011年06月23日「忠臣蔵」の名前だけに頼り続けて、本来の観光資源を甘く考えすぎる。
壊れるまで放置して風化させ、仕方なく記念の棒でも立てればいい方。
むしろ民間か宗教が守ってきたものがほとんどでは?
維持・管理を持続させて、次世代に引き継ぐ考えをもっていただきたい。
この考古館も、気がついた頃にはなくなっていた・・・と言うオチに
ならなければいいですがね。
0 0
投稿:内海 2011年06月23日ただ今回の一件、教育委員会の一部の部署の特定の人物だけで考えた結果って気が十二分にするわ。収蔵品のリスト(普通「資料館」なら整備されたものが既存である気がするが)・雨漏り修理に1630万円?この金額って税金てか自分の金じゃないから算段付いた金額だと思うよ。これに限った事ぢゃないけど、赤穂って特定とか一部の人だけで決まってそのた大勢には事後承認って事が多すぎるよね。
0 0
投稿:おれは×か? 2011年06月22日0 0
投稿:考古館は必要 2011年06月22日人件費だけでも年間1000万円よ、無駄。収蔵品だけもらって、歴史博物館か民俗資料館
に松岡秀夫コーナー作って、展示しとくといいわ。その方が見る人も多いし・大石なんちゃって。
赤穂ですから。
0 0
投稿:これってさんに ○ 2011年06月20日市に土地、建物込みで寄贈されても、維持経費ばかり掛かると思います。
0 0
投稿:これって 2011年06月18日コメントを書く